妊娠中絶の費用は?中絶の薬は薬局で買える?

妊娠の中には、望まない妊娠もあります。

「あの時ちゃんと避妊をしておけば・・・」と後悔しても、時すでに遅しです。

また、望んだ妊娠であっても、母体の健康状態によって妊娠を継続できないケースもあります。

そんなときに考えるのが「中絶」のこと。

中絶手術は、法律で細かく決められているくらい厳格な手術の1つですが、条件が当てはまればたとえ未成年であっても中絶手術を受けることができます。

ただ、気になるのは費用の面。

特に、若い世代の中絶や経済的事情によって妊娠を諦める場合、中絶費は大きな負担となるでしょう。

また、中絶を手軽に済ませるために「薬を使う方法」はあるのでしょうか?

今回は「中絶費用の平均」と「中絶の薬」についてご紹介して行きます。

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中絶できる条件は?

まず最初に、中絶について簡単に説明します。

中絶は、正式には「人工妊娠中絶」と言い、やむを得ない事情で妊娠を中絶させなければならないときに行われるものです。

中絶は、妊娠週数によって手術の方法が異なり、手術の方法もいくつかあります。

また、中絶手術は「一定の妊娠週数を超えると行うことができない」というルールが法律によって定められています。

さらに中絶には、適切な理由が必要です。

例えば、

・性的暴行などによる妊娠

・経済的な事情によって妊娠・出産・育児が困難なとき

・母体の健康状態が妊娠・出産に耐えられないとき

など。

このような「適切な理由」と「中絶可能な期間内である」という条件の下、中絶手術は認められます。

(「中絶するベストな時期は?法律では何歳から?後遺症は?」に関連記事を書いています。)

中絶費用の平均は?

中絶手術は、どこの病院でも受けられるものではありません。

中絶は、各都道府県の医師会指定の「母体保護法指定医」のみ行うことができます。

そして気になる費用の面ですが、中絶は「保険適用外」ですので、中絶に関する診察や手術は「全額自己負担」となります。

例えば、妊娠の確認のために初めて産婦人科で診察を受けるときは保険が適用されます。

なぜならこれは、「出産を前提とした診察」だからです。

あなたが出産をする予定で診察を受けている限り、保険は適用されます。

しかし、いったん中絶を決めたのであれば、そこからは「出産を前提としていない診察」ですから、すべて保険適用外となります。

そして実際の費用ですが、中絶は保険適用外ですから、かかる費用は病院によって異なります。

中絶費用の平均を調べてみると、

・妊娠初期の場合で8万円~15万円くらい

・妊娠中期の場合で20万円~50万円くらい

だそうです。

この金額を高いと感じるか、安いと感じるかは人ぞれぞれですが・・・。

一つ言えることは、妊娠初期のうちに手術を行った方が、費用の面も母体の面も軽く済むということです。

もしもあなたが中絶を決めたのであれば、まずは手術を受けられる病院を探すとともに、各病院の費用も調べておきましょう。

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中絶にかかる費用は手術だけではない?

中絶手術の費用は上記に記載しましたが、中絶にまつわる費用はこれだけでは済まないことを忘れてはなりません。

例えば、手術後の経過によっては医師の診察や投薬が必要になることもあり、この場合は別途費用が発生します。

また、中絶というのは女性にとって精神的ダメージが大きいものですから、中絶によってその後の人生に影響が出てくる可能性があります。

例えば、中絶をきっかけにうつ病やパニック障害に至る人もいると言いますから、もしもこのように心に病を抱えたことによって働くことが難しくなったり、通院や治療が必要になればそれに伴う費用が発生します。

つまり、中絶の手術をすればそれで支払いは終わりということでなく、その後どんな形で代償がやってくるのかわからないということです。

薬でも中絶できる?薬局で買える?

中絶の手術は、女性にとって肉体的にも精神的にも経済的にもダメージが大きいことは明らかです。

さらには、中絶というマイナスのイメージによって、周囲の人間関係に悪影響を与える可能性もあります。

ですから、「周囲に知られず中絶したい」「親や学校にバレずに中絶したい」と考える人は多いでしょう。

そんな時、「リスクが少なく、費用が安く、かつ自分でできるくらい簡単な方法はないのか」と考えますよね?

そこで思いつくのが「中絶の薬」。

中絶は、薬で行うことができるのでしょうか?

残念ながら、日本において中絶の方法は手術しかありません。

中絶というのは赤ちゃんの命に関わる重大なものですから、薬でどうにかできるほど簡単なことではないのです。

しかし世の中には、中絶の薬というものが存在します。

ですから、もしかしたら海外の通販サイトなどで中絶薬を目にすることがあるかもしれません。

しかし、たとえ中絶薬が販売されていたとしても絶対に手を出さないで下さい!

なぜなら、中絶の薬はあまりにもリスクが大きすぎるからです。

例えば、中絶薬は体への負担が大きいため大量出血などを起こす恐れがあります。

また妊娠の中には「子宮外妊娠」というのがあり、その場合は緊急の処理が必要になるケースもあります。

ですから、自己判断で中絶薬を使った場合、命に関わる事態を招きかねないのです。

さらには、たとえ中絶薬を認可している国でも、通販などで販売することは認められていません。

ですから、もしもあなたが通販サイトで外国製の中絶薬を目にしたとしたら、偽物である可能性が高いと思って間違いないでしょう。

そして、万が一このような粗悪品や偽装品を服用すれば、将来的に不妊に至る可能性もあるうえ、日本で認可されていない薬を購入したり、あるいは海外から持ち込んだ場合は、違法行為になることもお忘れなく。

このような理由から、中絶薬は日本の法律で固く禁止されており、病院で処方されることもなければ、薬局などで手に入れることも不可能です。

中絶を選ぶ背景にはそれぞれ事情があるかと思いますが、安易に薬に手を出すのではなく、しっかり産婦人科を受診するのが基本です。

おわりに

中絶の費用は、安いものではありません。

特に、未成年や学生の場合、そう簡単に用意できる金額ではありませんよね。

もしもあなたが、中絶について迷っていたり相談できる人がいない場合は、市町村などの相談窓口で相談してみてはいかがでしょうか?

そこでは精神的サポートなども行ってくれるはずです。

そして1番大切なことは、今後望まない妊娠をしないためにも、正しい避妊をすることが大切です。

これに尽きます。

小さな命を無駄にしないこと、そして自分の体を守ることを、すべての女性は考えなくてはいけませんね。

もちろん男性も「女性の妊娠には自分にも責任がある」という事実を忘れず、パートナーを守る気持ちでしっかり協力して下さいね。

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