中絶するベストな時期は?法律では何歳から?後遺症は?

ほとんどの場合、妊娠はカップルにとって幸せなものです。

しかし、タイミングやさまざまな事情によって、せっかくの命を諦めざるを得ないことがあるのも事実です。

みなさんは、「中絶」という言葉を聞いたことはあっても、「どのタイミングで」「どのように」また「妊娠後いつからいつまで受けられるのか」「何歳から受けられるのか」といったルールについてご存じですか?

また、一度中絶をすると将来的に「不妊の原因になるのではないか」といった疑問や不安を抱いている方がいらっしゃるかもしれません。

しかしそれを誰かに聞くのは、何となく気が引けるものですよね・・・。

ただ、あなたが女性である以上、これからの人生の中で中絶について考える日がやって来ないとは言い切れませんから、ある程度の基礎知識を付けておくことは自分の身を守ることにつながります。

今回は「中絶の時期」や「中絶の後遺症」を中心にご紹介していきます。

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法律で決められている中絶可能な期間は?何歳から?

まず中絶というのは、正式には「人工妊娠中絶」といい、「やむを得ない理由で妊娠が継続できない場合に妊娠を中断すること」を言います。

中絶の理由は人それぞれ。

例えば、

・十代の未婚のカップルの妊娠

・性的暴行などによる妊娠

・母体の健康状態が理由で妊娠を継続できない場合

など、個々の事情によって中絶に至る理由は異なります。

しかし中絶は、望めば誰でも受けられるものではありません。

なぜなら「母体保護法」という法律によって、中絶についての詳細が定められているからです。

主な条件は、「母体の身体的理由によって妊娠の継続や分娩が困難なとき」または「経済的理由で育てられないとき」です。

これらの条件に当てはまる場合にのみ、中絶を行うことが許可されます。

ちなみに、年齢による制限はなく、未成年であっても中絶を行うことが可能です。

また、中絶はいつでもできるわけではありません。

法律の決まりでは「妊娠22週未満まで」が中絶可能な期間だとされています。

ただ、もし中絶をするのであれば、できるだけ早い段階で行った方が母体のリスクが少なくなると言われており、目安としては「妊娠12週未満」がベターだそうです。

こういった条件に当てはまる場合のみ、中絶を行うことができますが、中絶手術はどこでも受けられるものではありません。

中絶手術を行うことができる特定の医療機関でしか受けることができないのです。

中絶は新しい命に関わることですからよく考えて決断する必要がありますが、あまり呑気にしていられないのが現実です。

妊娠が分かった時点でしっかり現実と向き合い、中絶手術ができる医療機関を探したり、手術の流れなどをしっかり確認して、最終的な決断をする必要があります。

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妊娠初期なら入院しなくても中絶できる?

中絶手術は、どのように行うのか知っていますか?

中絶手術の方法は「妊娠初期(妊娠11週ごろまで)」と「妊娠中期(妊娠12週以降)」で異なりますのでご紹介します。

妊娠「初期」の中絶手術

初期の中絶手術には、2つの方法があります。

1つ目は「そうは法」というもので、特別な器具で子宮口を開き、スプーン状の器具やトングのような器具を使って子宮内のものを取り出す方法です。

2つ目は「吸引法」というもので、掃除機のようなもので子宮内のものを吸い込んでいく方法です。

いずれの場合も麻酔を用いますので痛みが少なく、手術時間も短いので日帰りで行うことも可能だそうです。

妊娠「中期」の中絶手術

妊娠中期の中絶手術は、膣から器具を挿入して陣痛誘発剤を投与し、人工的に陣痛を起こす方法で行います。

初期に比べると母体への負担は大きく、2~3日の入院が必要になります。

痛みはやや強く出血もあるようです。

さらに妊娠12週以降は、市区町村役場に死産届を提出する必要があります。

中絶の後遺症は?

中絶には手術が必要ですから、気になるのは後遺症のことではありませんか?

子宮は女性にとって大切なもの。

今は妊娠を望まなくても、将来的に妊娠を望むときが来るかもしれませんから、中絶のリスクについて知っておく必要があります。

また、中絶手術の後遺症は身体的なものだけでなく、場合によっては精神的な影響を与えてしまうことがあるのを忘れてはなりません。

身体的な後遺症

まず中絶のリスクとして考えられるのは、さまざまな合併症です。

陣痛誘発の際に、子宮に過度の負荷がかかり結果的に子宮破裂を起こしたり、子宮頸管を広げる際に頸管を傷つけてしまう恐れがあります、

そして専用の器具を用いる際に、その器具によって子宮壁を傷つけてしまい子宮に穴が開いてしまうリスクもあるのだとか。

このほか、中絶手術の際に取り除くべき全ての組織を取り除くことができずに、子宮内部に残骸が残れば胎盤ポリープの原因にもなりかねません。

精神的な後遺症

中絶は、女性への精神的なダメージがかなり大きいものです。

自ら選んだ選択でも、悩んだり、落ち込んだり、食欲不振などに陥るケースは多いようです。

さらには、中絶をきっかけにうつ病に悩まされたり、パニック障害に至るケースまであります。

中絶はなかなか他人に相談できない内容なだけに、一人で抱え込みやすく、心に負担がかかりやすいと言えますね。

このように、女性にとって中絶手術は身体的なことだけでなく精神的な後遺症が残る可能性がありますから、家族やパートナーによる心のケアが必要とされます。

中絶すると不妊になる?

中絶後の後遺症の一つとしてさらに気になるのが「中絶と不妊」の関係。

みなさんは「中絶すると妊娠しづらくなる」という話を聞いたことがありますか?

今はまだ産めなくても、いつかまた赤ちゃんを授かりたいと思う日かくるかもしれないのですから、中絶が不妊に繋がるのかどうか非常に気になるところだと思います。

実は、中絶と不妊の関係というのはあくまで1つの説であり、実際に中絶をした後でも妊娠して出産に至る人はたくさんいらっしゃることから、あまり気にし過ぎなくても大丈夫だそうです。

では、どうして「中絶すると不妊になる」と言ったイメージが定着したのでしょう。

それは、中絶手術のうち「そうは法」という手術が、子宮内の胎児や胎盤をかき出す方法のため、何となく子宮内を傷つけるイメージがあってそう言われ始めたようです。

しかし、たとえ中絶手術によって子宮に小さな傷ができたとしても、自然に回復するのが人の体です。

中絶手術のせいで、一生着床しづらい体になることはありません。

ですから、「中絶のせいで不妊になったら」と不安を感じたり、「不妊症になったのは中絶したせいだ」と後ろめたい気持ちになる必要はなさそうです。

おわりに

どんな理由であれ、中絶というのは女性を大きく傷つけるものです。

体も心も、ダメージを受けるのは女性だけ。

パートナーは痛くもかゆくもありません。

やはり女性は、自分の身は自分で守らなければならないということです。

「今は産めない」とわかっているのであれば、必ず避妊すべきです。

それでも産めない妊娠をしたのであれば、早め早めの行動を取りましょう。

そして二度と中絶という経験をしなくて済むよう、自分を大切にする勇気をもって下さいね。

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