妊娠してから、風邪を引きやすくなったという方はいませんか?
妊娠中は、免疫力が低下するため、風邪を引きやすくなる上、治りにくくなります。
妊婦さんは、風邪を引いたからと言って、すぐに薬を飲むことができませんよね?
できることなら、薬に頼らず自分の力で治して行きたいものです。
あなたの体は、あなたが食べたものからできています。
食事によって、あなたの体の免疫力や体力を上げ、風邪を早く治していくことができるのです!
今回は、風邪を早く治す方法について「食べ物」という視点から、ご紹介します。
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妊婦さんは風邪を引きやすい!?
妊婦さんは、一般の人に比べて、風邪を引きやすくなっています。
妊娠中は風邪をひきやすいだけでなく、悪化しやすく、治りにくいこともあります。
なぜなら「妊娠中は免疫力が落ちているから」です。
妊娠中に免疫力が落ちてしまうのは、お腹の赤ちゃんを守るための生理現象なので、ある意味仕方がないのです。
とは言え、妊娠中の風邪はリスクがありますし、風邪を引いてしまったらなるべく早く治したいですよね?
妊娠中に落ちた免疫力を上げるには、いくつか方法がありますが、やはり毎日の「食事」の影響は大きいのではないでしょうか?
(「妊娠中は風邪が治らないのはなぜ?」に関連記事を書いています。)
妊婦さんが風邪のときにお勧めの食べ物とは?
妊娠中の落ちた免疫力を上げるために、日々の生活の中で工夫されている方もいらっしゃるでしょう。
それでも、風邪を引いてしまうことは誰にでもあります。
妊娠中に風邪を引いてしまった場合、どんな食生活を行うと、早く回復できるのでしょうか?
風邪の時にお勧めな栄養素は「炭水化物」「たんぱく質」「ビタミン」です。
これらの栄養素をまんべんなく取ることを気にしながら「体を温める食材」を使うようにしましょう!
風邪からの回復を早める食べ物はこちらです。
★にんにく
にんにくは元気が足りないときだけでなく、風邪のときにもお勧めです。
にんにくには殺菌効果が高いので、ウイルス撃退に役立ちます。
★しょうが
しょうがには、殺菌作用があり、食中毒にも効果が期待できますので、下痢の時もお勧めです。
しょうがを食べると体が温まりますので、新陳代謝がよくなり、風邪の治りを促進します。
★ねぎ
ねぎは、口や喉の風邪ウイルスの繁殖を抑える作用があります。
また、血行を良くし、発汗を促進するので、汗をかいて熱を下げることに繋がります。
★柑橘系の果物
果物中でも、特にみかんやグレープフルーツなどの柑橘類は、ビタミンCが豊富です。
ビタミンCは、免疫力を高め、風邪予防にも効果的です。
日頃から、食べるようにしましょう。
★緑黄色野菜
緑黄色野菜には、ビタミンCだけでなく、ビタミンA、ビタミンE、ベータカロチンなどの栄養素が含まれます。
ほうれん草やブロッコリー、ピーマンなどに含まれます。
ベータカロチンは、皮膚や粘膜の免疫力をアップさせる働きがあり、特に多く含まれる野菜は、かぼちゃです。
また、喉や鼻の粘膜を強くし、ウイルスから守ってくれるビタミンAが多く含まれる野菜は、にんじんです。
妊娠中のビタミンAの摂り過ぎはよくないと言われますが、野菜に含まれるビタミンAは、水溶性なので、食べ過ぎても身体から排出されるので、心配いりません。
ビタミンAが不足すると、風邪を引きやすくなりますので、妊娠中は、通常よりもビタミンAを多く摂取しましょう。
(「妊娠中にうなぎを食べてはいけないの?」に関連記事を書いています。)
★豚肉
風邪のときに「肉」とは意外かもしれませんが、粘膜や免疫細胞は、たんぱく質からできています。
そのため、たんぱく質が不足すると風邪をひきやすくなります。
豚肉には、ビタミンB1が含まれており、風邪で体力が低下したときの、体力回復に役立ちます。
★卵
卵には、たんぱく質やビタミンが豊富です。
卵には体を温める作用があり、粘膜の乾燥を防いでくれます。
これらの食材を使って、おかゆ、雑炊、お鍋など、体が温まる食事を作ってみて下さいね。
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妊婦さんが風邪のときにお勧めの飲み物とは?
風邪を引いたときや、熱が出た時は、水分補給が大切です。
水分を補給するためには「水」がお勧めですが、風邪から回復するためには、水だけでは期待できません。
少しでも、栄養が補給できるものを取り入れてみましょう。
発熱時は、冷たいものが飲みたくなりますが、できるだけ温かい飲み物がいいそうです。
温かい飲み物は、鼻の詰まりにも効果的です。
★はちみつレモン
はちみつとレモンを、お湯で割るだけです。
ここに、生姜のすりおろしやしぼり汁をいれると、尚いいです。
喉の痛みが和らぎ、咳が治まってくるでしょう。
★味噌汁、スープ
汁物は、水分と栄養が同時に取れるので、風邪のときはお勧めです。
豚汁やチキンスープ、ポトフなど、たんぱく質とビタミンが取れるスープもいいと思います。
スープと白いご飯があれば、風邪のときの栄養補給は十分ではないでしょうか。
★ルイボスティ
ルイボスティとは、ビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含んだノンカフェインの飲み物です。
さらにルイボスティには活性酸素を抑える働きがあるため、免疫力をアップさせ風邪を予防することが期待できます。
ルイボスティを習慣にしていれば、万が一風邪を引いても、回復が早くなるかもしれませんね。
妊婦さんが風邪の時に控えたいものは?
妊娠中の風邪のときに、積極的に食べたい食品については、ご紹介した通りです。
では、風邪の時に控えたい食品は、どんなものがあるのでしょうか?
★生もの
風邪のときは、免疫力が低下しているので、食あたりになる可能性が高くなります。
生野菜サラダ、刺身、生卵などの生ものは控え、よく加熱したものを食べるようにしましょう。
(「妊娠中にお寿司は食べてはいけないの?」「妊娠中に温泉玉は危険!?その理由は?」「妊娠中はチーズを食べてはいけないの?」に関連記事を書いています。)
★体を冷やすもの
食品には「体を温める食品」と「体を冷やす食品」があります。
「体を冷やす食品」には、トマト、きゅうり、キャベツ、なす、すいか、バナナ、豆腐、白砂糖などがあります。
これらの食品をたくさん食べると、体を冷やしてしまうので、寒気がするときは、控えるようにして下さい。
「体を温める食品」には、しょうが、にんにく、ねぎ、かぼちゃ、大根、にんじん、イモ類などで、風邪の回復を早めてくれる食品とほぼ同じです!
★食べ過ぎ
風邪の時は「栄養をつけるため」と、食欲がないのに無理に食べようとする人もいると思いますが、それは逆効果です。
食べたくないのであれば、水分補給にさえ気を付けていれば、無理に食べなくても大丈夫です。
無理に食べると、食べたものを消化するためにエネルギーが使われてしまい、風邪から回復するためのエネルギーが足りなくなってしまうのです。
その結果、風邪が長引くことになります。
まとめ
私が初めて妊娠したときは「妊婦は薬が飲めない!」と知って、風邪を引くことに物凄い「恐怖感」がありました。
また「風邪を引いたら、お腹の赤ちゃんに何か影響があるのではないか?」という不安もありました。
しかし、万が一妊娠中に風邪を引いても、お腹の赤ちゃんへの影響はないそうなので、安心して下さい!
余計な心配をせず、まずは「自分の体を回復させる」ことに専念して下さいね。
そして今後は「風邪を引いたら自分で治す」ことを、習慣にした方がいいと思います。
なぜなら、出産後も、母乳をあげているうちは薬が飲めないからです。
また、出産後、お子さんが小さいうちに風邪を引いた場合、未熟な体になるべく薬は与えたくないですよね?
できるだけ、薬に頼らず、食生活や生活習慣から、強い体を作ってあげたいと思うのではないでしょうか?
私には3人の子供がいますが、私自身も含め、風邪を引いても薬は使用しません。
「食欲があれば、栄養のあるものを少し食べて、後はしっかり寝る!」
これでいつも、治しています!
これからの長い子育てを考えた場合、今のうちに、免疫力を高める食習慣や、風邪のときの対処法を知っておくことをお勧めします。
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