妊娠中でもたばこがやめられない!母子への影響は?

女性の喫煙者が増えている現代ですが、妊娠を望む女性や妊活中の女性でもたばこを吸い続けている方が多くいらっしゃいます。

そのため「妊娠だと気付かずに、たばこを吸ってしまった!」というケースがたくさんあります。

たばこは、ご自身の健康だけでなく、お腹の赤ちゃんの発育にも影響があると言われていますので「妊娠がわかって慌てて禁煙した」「妊娠発覚前の喫煙を後悔している」という方もいらっしゃるようです。

その一方で「妊娠中でもたばこがやめられない」「ストレスでどうしても吸ってしまう」という方もいらっしゃいます。

たばこが胎児に悪影響を及ぼすと言われている一方で、妊娠中ヘビースモーカーであっても健康な赤ちゃんを産んでいる方もたくさんいらっしゃいます。

今回は「たばこが与える妊娠中の母子への影響」や「たばこの影響はいつから受けるのか」また「たばこをやめるためのマインド」についてご紹介していきます。

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妊娠中でもたばこがやめられない人の割合は?

たばこは「百害あって一利なし」と言われているのをご存じですよね?

たばこには有害物質がたくさん含まれていますので、健康によくないのは周知の事実です。

まして、お腹の中で赤ちゃんを育てている妊婦さんであれば、ご自身の健康だけでなく、胎児の成長にも配慮しなければなりません。

一般的な感覚としては「妊娠したら禁煙する」と考えられます。

しかし、妊娠中でもたばこを吸っている方がいらっしゃるのは事実です。

2010年に行われた厚生労働省の調査結果によると、妊婦さんのうちの5%の方が、出産まで喫煙しているそうです!

実際に、

・妊娠中でも禁煙できず、ちょこちょこ吸っている

・つわりがあっても、たばこが吸いたくて仕方がない

・本数を減らしてはいるが、妊娠中でも吸っている

という方がいらっしゃいます。

20人に1人の妊婦さんが、妊娠期間中もたばこを吸い続けているという現実を、どう思われますか?

妊婦さんは禁酒禁煙が当たり前だと思っていた私にとって、5%という数字はとても大きいように感じました。

妊娠してもなかなかたばこをやめられない方は、妊娠中の喫煙が与える母子への影響について、もう一度よく考えてみて欲しいと思います。

妊娠中のたばこってどんな影響がある?

妊娠中にたばこを吸うと、母子ともにどのような影響があるのでしょうか?

<妊婦さんへの影響>

妊娠中にたばこを吸っていると、子宮がんになる確率が上昇します。

また、たばこを吸うことによって血行が悪くなるため、冷え性、貧血、疲労など、元気なマタニティライフを送ることが難しくなります。

さらに、妊娠中は女性ホルモンの影響によってシミやそばかすができやすいのですが、喫煙によって肌の新陳代謝が低下すると肌の老化が早まります。

妊娠中は、体の免疫力が低下したり、口内環境が悪くなることから歯肉炎や歯周病にかかりやすいのですが、たばこを吸うことで歯茎の状態が悪化し、歯周病や口臭の原因となります。

<胎児への影響>

たばこを吸うと、血流が悪くなります。

そのため、赤ちゃんへ十分な酸素や栄養を届けることができなくなるため、低体重児(未熟児)が生まれるリスクが高まります。

低体重で生まれた赤ちゃんは、出生後に合併症を引き起こしやすいと言われており、乳幼児突然死症候群、低体温症、低血糖などの症状が出ることがあります。

また、赤ちゃんへ酸素や栄養が届かなくなると、陣痛が起こる前に破水したり、最悪の場合、流産、早産、死産が起こる可能性が高まります。

赤ちゃんへの酸素不足・栄養不足は、赤ちゃんの体の成長だけでなく、内臓や脳への発育にも悪影響を与えます。

元気に生まれてきたように見えても、出生後しばらくたってから、知能や言葉の遅れ、肺の疾患が見られることもあるのです。

このように、妊娠中の喫煙は、妊婦さんだけでなく、お腹の赤ちゃん、さらには出生後のお子さんの健康・成長にも悪影響を与える可能性があります。

妊娠中の喫煙が一人の人間の成長を左右するのであれば、喫煙という行為をもっと重く考えるべきではないかと思います。

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妊娠中のたばこの影響はいつからいつまで?

妊婦さんの中には、妊娠がわかってから禁煙したという方がいらっしゃいます。

特に、予想外の妊娠だった場合は、妊娠に気付かずたばこを吸い続けてしまうこともあるでしょう。

では、胎児にとってのたばこの悪影響は、いつから始まるのでしょうか?

胎児に与えるたばこの悪影響は、着床してからすぐに始まっています。

妊娠に気付く前の「妊娠超初期」から胎児の形成は始まっており、特に妊娠超初期は、胎児の脳、心臓、脊髄、肝臓などの重要な臓器が作られる時期です。

つまり、妊娠が発覚したときには、既にたばこは胎児へ悪影響を与え始めているのです。

たとえ妊娠の発覚と同時に禁煙に踏み切ったとしても、長期間ヘビースモーカーであった場合、たばこによる胎児へリスクが、非喫煙者の妊婦さんと比べて同じになるわけではありません。

なぜなら、喫煙によって体内に蓄積された有害物質は、体内から抜けきるのに時間がかかると言われているからです。

だからと言って、禁煙を諦めてはいけません。

遅くとも妊娠初期(妊娠4か月)までに禁煙した場合は、喫煙によるリスクを減らすことはできるそうです。

では、喫煙による胎児への悪影響はいつまで続くのでしょうか?

「出産すればたばこが吸える」と楽しみにしている方がいらっしゃるかもしれませんが、まだまだ安心できません。

もし、喫煙するママの母乳を飲んだ場合、母乳を通じて赤ちゃんにもニコチンが流れていきます。

ニコチンを含んだ母乳を飲んだ赤ちゃんは、不眠、動機、嘔吐、下痢などの症状が見られることがあるそうです。

出産後、喫煙を再開するのであれば、母乳育児は諦めてください。

さらに、母乳育児をせずミルクで育てたとしても、たばこの副流煙が与える赤ちゃんへのリスクを考えなければなりません。

副流煙とは、たばこから出る煙や吐き出す煙のことですが、あなたがたばこを吸うと、その近くにいる赤ちゃんも喫煙していることになります。

たばこから出る煙は、たばこを吸い込む煙と比べて有害物質の量が多く、小さな赤ちゃんの体には大きな負担となります。

また、たばこを吸ってしばらくは、吐く息にも有害物質が含まれるそうです。

有害物質が含まれる息で、赤ちゃんに話しかけたり笑いかけたりするのは危険です。

喫煙は、妊娠中だけにとどまらず、出産後も赤ちゃんへ与える悪影響を考えなければなりません。

妊娠中のたばこをやめるには?

妊娠中にかかわらず、妊娠を望む女性であれば、禁煙をしてほしいと思います。

しかし、たばこを吸う人は、たばこを吸う人にしかわからない「楽しみ」や「喜び」があるのでしょう。

たばこ好きな方にとって、禁煙するのは大変だと思いますし、ストレスにもなるでしょう。

しかし、たばこを吸っているとき、赤ちゃんの胎動を感じたら、それは「元気な証拠」ではなく「苦しんでいる証拠」だと考えてみませんか?

赤ちゃんが苦しんでいる様子を想像してみませんか?

「禁煙でストレスをためるより、たばこでストレスを発散した方がいい」という意見もありますが、それは喫煙を正当化するための言い訳だとも言えます。

一度に禁煙できないのであれば、まずは本数を減らすことから努めてみましょう。

たばこを吸いたい欲求よりも、苦しみから解放されたい赤ちゃんの欲求を、優先してあげられませんか?

まとめ

私は喫煙者ではありませんので、妊娠中でも禁煙できない人の気持ちはわかりません。

おそらく、甘いもの大好きな私が、妊娠中もスイーツをやめられなかったのと同じかもしれませんね。

スイーツは食べ過ぎなければ害にはなりませんが、たばこは1本でも害になります。

ストレスが原因でたばこを吸ってしまうのであれば、たばこ以外のストレス発散法を見つける、喫煙が習慣になっているのならたばこを吸わない習慣に変えるなど、たばこの代わりになる何かを見つけてほしいと思います。

もしお腹の赤ちゃんや出生後の赤ちゃんに何かが起こったら・・・それを「たばこのせいだ」と断定することはできないかもしれませんが、その可能性がゼロではなかったとしたら・・・?

あなたはきっと一生後悔しながら、その罪を背負って生きて行くことになるかもしれません。

その辛さと比べたら、禁煙の辛さを乗り越えたほうが、よほど楽だと思いませんか?

妊娠する可能性がある女性は、妊娠前から禁煙をしておくべきだと思いますし、喫煙中だったとしても妊娠がわかったら、きっぱり禁煙してほしいと思います!

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