不妊症とは?不妊症になりやすい女性の特徴は?

女性にとって、人生で最も大きな出来事とも言えるのが「出産」。

結婚した女性であれば、やがてはパートナーとの子供について考えるときが来るはずです。

しかし子供というのは「欲しい!」と思ってすぐに出来るものではありません。

世の中には、何年経ってもなかなか妊娠に至らず、試行錯誤している女性がたくさんいるのです。

このように、なかなか子供を授かることができないことを「不妊」と呼び、最近では「不妊症」や「不妊治療」、また「妊活」などの言葉がよく聞かれるようになりました。

現在はまだ赤ちゃんを望まない人であっても、将来のために不妊についての基礎知識を身に着けておくことは、女性として無駄ではありません。

今回は「不妊の定義」や「不妊に悩む人の割合」、また「不妊症になりやすい女性の特徴」を中心にご紹介して行きます。

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WHOで定めている不妊症の定義とは?

みなさん、不妊の定義をご存知ですか?

不妊の定義というのは、WHO(国際連合の専門機関の一つ)で定められています。

WHOによると『生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間避妊することなく通常の性交を断続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という』とのことです。

さらに『その一定期間については1年というのが一般的である。なお、妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わない』としています。

この「一定期間」という部分に関しては、実は最近変更された内容であり、少し前までは『1年から3年までの諸説があるが、2年というのが一般的である』としていました。

しかし晩婚化に加え、働く女性の増加に伴い妊娠の年齢が年々上がっていることから、早めに不妊治療を受けた方が良いケースも増えて来たため、「1年」という短い期間に変更されたという背景があります。

つまり、子供が欲しいと思って数回タイミングを取ってみたところで妊娠に至らなかったと言って、即不妊だとは言い切れないということですから、早合点しないよう気を付けて下さいね。

日本における不妊症の割合は?

不妊や妊活という言葉がよく聞かれるようになったということは、「不妊に悩む人の数が増えている」ということです。

いったい不妊って、どれくらいの割合の人が抱えている問題なのでしょうか。

調べてみたところ、不妊症の割合についてはいろいろな調査結果が出ているようですが、あるデータによると不妊治療の経験者は全体の16.4%という数値が出たことから、厚生労働省では「6組に1組の割合」と発表しています。

この割合は、医療機関などで不妊症と診断された割合ではなく、あくまでも、不妊治療を受けた経験のある夫婦の数に基づいて出された数字ですから、不妊症の自覚のない人や、検査を受けていない人などを含めると、もっと高い数値になると言えます。

これはとても多い数字だと言えますね・・・。

不妊の割合が高いのはなぜ?

日本の不妊症の割合は、16.4%であるのに対し、世界における不妊症の割合は9%だそうです。

なぜ日本は、これほどまでに不妊症の割合が高いのでしょうか?

これは日本における「晩婚化」が大きく関係しているようです。

「妊娠と年齢」は、切っても切り離せない関係です。

結婚する年齢が上がれば子供を産む年齢も上がっていくわけですから、つまり「晩婚化が進むほど不妊率が上がる」ということになります。

年齢が上がれば、ホルモンバランスも乱れやすくなって来ますし、婦人科疾患などにもかかりやすくなることから、妊娠しにくくなるのは当然です。

特に、30歳以降になると不妊の割合は一気に増加していくのだとか。

このほか、たとえ妊娠できたとしても、年齢があがるほど流産や早産などのリスクも上がって行きます。

(「不妊治療とは何をするの?痛い内容もある?」に関連記事を書いています。)

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不妊症になりやすい女性の特徴は?

不妊症は年齢と大きな関係がありますから、高齢の女性ほど妊娠しにくいのは明らかです。

しかし不妊症の原因はこれだけではありません。

ここからは、「不妊になりやすい女性の特徴」を見て行きます。

月経異常がある人

月経異常の見られる人は不妊症になるリスクが高いようです。

月経異常とは、例えば

・月経の期間が長すぎる(短すぎる)

・月経の量が多すぎる(少なすぎる)

・月経のサイクルが長過ぎる(短か過ぎる)

などの場合を言います。

月経異常がある場合、排卵がうまく行われていなかったり、着床しにくかったりと、妊娠しにくい体の状態にあるわけですから、たかが生理と思わず、当てはまる人は必ず一度、検査を行いましょう。

ダイエットをやり過ぎる人

無理なダイエットは不妊の大きな要因になります。

事実、痩せ過ぎは排卵障害を起こすことがあります。

(「不妊症の原因の最多はダイエットやタバコ?男女の相性もある?」に関連記事を書いています。)

太り過ぎの人

月経異常は、痩せ過ぎだけでなく太り過ぎに人にも見られる傾向にあるようです。

太り過ぎると卵巣の皮が厚くなり過ぎてしまい、卵子の成長や排卵に影響を及ぼしてしまうのだそうです。

冷え性の人

不妊症の原因としてよく言われるのが、冷え性の人。

体が冷えると血行不良になり、子宮や卵巣に栄養素が届かず生殖機能が低下してしまうと言われています。

たまには簡単な運動をして汗を流したり、冷たい食べ物や飲み物を取り過ぎないように心掛けましょう。

その他の疾患

クラミジアをはじめとする性感染症や、骨盤内感染症にかかったことがある人は不妊になる可能性があるようです。

このように、不妊症の原因はさまざまですから、まずは何が原因であるかを特定することが肝心です。

(「二人目不妊の原因は帝王切開?病院に行くタイミングは?」関連記事を書いています。)

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不妊症は女性だけではない?

不妊というと女性のイメージも強いですが、実はその原因が男性側にあることも珍しくありません。

男性不妊の割合は、全体の24%にも及びます。

男性不妊の原因は、女性と同じく加齢や生活習慣なども関係しているようですから、女性だけでなく男性側の生活改善も重要になってきます。

(「【男性不妊】原因は年齢?不妊になりやすい男性の特徴は?」に関連記事を書いています。)

おわりに

若いうちは「誰でも妊娠できる」「不妊なんて自分には関係がない」と思いがちですが、実はそうではありません。

日本では、6組に1組の夫婦が不妊に悩んでいるわけですから、あなたもいつその中の一組に入るかわからないのです。

不妊は、誰にでも起こりうる問題であることを忘れないようにしましょう。

そして、不妊の原因は女性にある場合と男性にある場合の両方があるのですから、夫婦二人で妊活に取り組むよう心掛けて下さいね。

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