橋本病の妊娠への影響と治療法は?

橋本病を患っている妊婦さん!

「無事にマタニティライフを送ることができるのか?」「元気な赤ちゃんを産めるのだろうか?」と、とても心配されていることでしょう。

橋本病の女性が妊娠すると「流産する」「赤ちゃんが障害をもって生まれる」と以前は言われていましたが、甲状腺ホルモンの量をコントロールさえしていれば、一般女性と同じように妊娠&出産ができるのです!!

私自身、橋本病を患っていますが、3人の元気な子供を出産しましたよ!

橋本病は、命に関わるような恐ろしい病気ではありませんので、安心して下さい。

橋本病に関する正しい知識を持ち、適切な治療を行っていれば、怖いことは何もありません!

安心して、妊娠&出産を迎えるために、今回は「橋本病と妊娠」について調べてみました。

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橋本病とは?

橋本病について、ご存知ですか?

橋本病とは、「甲状腺が慢性的に炎症を起こしている」病気です。

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、「元気のホルモン」と言われ、新陳代謝を活発にする役割があります。

甲状腺ホルモンの量は、通常は一定に保たれているべきなのですが、橋本病によって甲状腺ホルモンが不足すると、心身へ影響を及ぼすようになります。

橋本病には「甲状腺の働きが正常」な場合と「甲状腺の働きが低下」している場合の2通りあります。

<甲状腺の働きが正常な場合>

甲状腺の働きが正常であれば、治療の必要はありません。

妊娠・出産にも影響はありません。

もし、流産や早産が起きてしまった場合は、その原因は別のところにあり、橋本病が原因ではありません。

橋本病を患っているほとんどの方は、甲状腺の働きが正常であることが多いのですが、将来的に甲状腺の働きが低下する可能性がありますので、定期的に甲状腺ホルモンの値を検査する必要があります。

<甲状腺の働きが低下している場合>

甲状腺の働きが低下している場合を、「甲状腺機能低下症」と言います。

私の橋本病は、こちらです。

甲状腺ホルモンは、全身の細胞を活発にする働きがあるため、甲状腺ホルモンが不足してしまうと、疲れやすく、元気がなくなり、だるい、眠たい、うつ気味になる、むくむ、便秘になる、汗をかかない、声がかすれる、髪が抜ける、などと言った「老けたような」症状が見られることがあります。

もちろん、自覚症状がないこともありますが、「疲れやすいなあ、と感じていたら、実は甲状腺機能低下症だった!」なんていう場合もあります。

橋本病だと妊娠できない!?

「橋本病だと妊娠しにくい」と言われることもあるそうですが、橋本病だからと言って妊娠できないということはありません。

特に、甲状腺の働きが「正常」であるならば、妊娠しない原因は別のところにあります。

甲状腺機能低下症の方でも、妊娠は可能です。

もし、「甲状腺機能低下症が原因で妊娠できないのではないか?」と疑問に思うのであれば、甲状腺ホルモンの量を補えばいいだけです。

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妊娠中の橋本病の影響は?

橋本病の女性が妊娠した場合、妊娠や胎児に与える影響はあるのでしょうか?

先ほども述べたように、橋本病であっても、甲状腺が正常に働いており、甲状腺ホルモンの分泌量に問題がなければ、妊娠や胎児への影響はありません。

ただ、甲状腺の機能が低下している場合は、注意が必要です。

甲状腺ホルモンは、新陳代謝に欠かせないホルモンです。

つまり、母体を元気にするだけでなく、胎児の発育にも必要なホルモンなのです。

甲状腺ホルモンが不足したままでいると、胎児の体や脳の成長に悪影響を与える可能性がありますし、早産や流産に繋がる可能性もあります。

また、妊婦さんが妊娠高血圧症候群になるリスクも高くなります。

このようなリスクを防ぐために、妊娠中は「甲状腺ホルモンの分泌量をしっかりコントロールする」必要があります。

甲状腺ホルモンの量が不足していなければ、一般女性と何ら変わりないのです。

妊娠中の橋本病の治療法は?

橋本病は、男性より女性に多い病気ですが、妊婦さんのうち50人に1人は、甲状腺機能低下症だそうです。

随分、多い数字だと思いませんか?

甲状腺機能低下症でも、元気なマタニティライフを送るためには、どのような治療を行って行けばいいのでしょうか?

甲状腺機能低下症の治療法は、甲状腺ホルモンの薬を服用し、不足分を補うことしかありません。

そして、甲状腺ホルモンは不足もいけませんが、過剰でもよくありません。

甲状腺ホルモンの適量を一定に保つために、薬を服用中であっても、定期的に甲状腺ホルモンの値を調べる必要があります。

場合によっては、薬の量が変更になることもありますので、定期的な検査は必ず行いましょう。

妊娠初期は、胎児の成長が著しいため、甲状腺ホルモンがたくさん必要になります。

そのため、甲状腺機能低下症が悪化することがありますが、妊娠中期から妊娠後期にかけて、再び元に戻る傾向にあります。

私も、妊娠初期に甲状腺ホルモンが不足し、薬の量が増えました。

一般的に、妊娠中は薬の服用を控えた方がいい、と考えられますが、甲状腺ホルモンの薬は別です。

体内で生み出されるホルモンを「薬」という形で補っているだけですので、妊娠中も服用を続けて下さい。

もちろん、出産後、授乳中に服用しても心配いりません。

自己判断で甲状腺ホルモンの薬をやめてしまうことのないよう、気を付けて下さいね。

橋本病を患っていても、特に日常生活で気を付けることはありません。

普通の妊婦さんと同じように、生活をして下さい。

しいて言えば、ヨードを多く含む海藻類は控えめにしたほうがいいくらいでしょうか?

橋本病でも甲状腺が正常に働いている方が、昆布や昆布だしを使った料理を毎日たくさん食べると、甲状腺機能低下症になってしまう可能性があるそうです。

もちろん、甲状腺ホルモンを既に薬で補充している方の場合は、問題はありません。

まとめ

私は、第一子を出産後、しばらくしてから橋本病が発覚しました。

私の場合は、甲状腺機能低下症だったので、薬によるホルモン補充を続けています。

妊娠中も、毎月病院で血液検査を行い、甲状腺ホルモンの量を調べていましたよ。

定期的な検査を行い、甲状腺ホルモンの量を一定に保っておけば、妊娠や出産におけるリスクは、一般的な妊婦さんと同じなので、「橋本病だから・・・」と悲観的になる必要はありません!

橋本病でも、自覚症状のない方は、つい薬を飲み忘れてしまうことがあるかと思いますが、妊娠中の甲状腺ホルモン不足はよくありません。

定期検査を行い、しっかり甲状腺ホルモンの量をコントロールしておけば、安心して出産できますよ!

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