妊娠すると耳が詰まる?耳が遠くなる原因と治し方は?

妊娠してから「耳の調子がおかしい」ということはありませんか?

特に、「耳が詰まった感じがする」「耳が遠くに聞こえる」「自分の話す声や呼吸が反響してうるさい」と感じませんか?

このような症状は、妊娠中によく見られる症状で「耳管開放症」という耳の疾患です。

妊娠中に耳管開放症になる方は多いようですが、出産後に自然治癒してしまうことがほとんどだそうですが・・・。

実は私は耳管開放症であり、もう20年以上も付き合っています。

私はもともと耳管開放症だったせいか、出産しても自然治癒することはありませんでした。

耳管開放症は、痛みもなければ命に係わるわけでもない「ただの耳の疾患」と思われるかもしれませんが、耳管開放症の症状は本当に辛いものです。

私はどちらかというと症状が重たいのですが、この辛さを誰とも共有できないことが辛いです(泣)。

妊娠中はなぜ耳管開放症にかかってしまうのでしょうか?

耳が詰まったときは、どうやって耳の詰まりを取り除けばいいのでしょうか?

今回は「妊娠中の耳管開放症と対処法」について、私の経験を踏まえながらご紹介して行きます。

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妊娠すると耳が詰まる?どんな感じ?

妊娠中に「耳が詰まった」ように感じるときがありませんか?

例えば、飛行機に乗っているときや山登りや山へのドライブなど標高の高い場所へ行ったときに、気圧の変化で耳が遠くなるような、あの感じです。

妊婦さんの中には、

・耳が詰まって音が遠い

・耳が詰まって自分の声が響いて気持ち悪い

・片方の耳だけボーっとしている

・耳が詰まってイライラする

・あくびをしても治らない

など、「耳の詰まり」や「閉塞感」を訴える方が多く、耳が詰まるようになったのは「妊娠発覚後」であることが多いようです。

妊娠中の耳の詰まりは「耳管開放症」?その症状は?

妊娠中に上記のような耳の詰まりや耳の閉塞感があれば、それは「耳管開放症(じかんかいほうしょう)」の可能性があります。

耳管開放症とは、「通常は閉じているはずの”耳管”が開いたままの状態になる」という耳の疾患です。

耳管開放症の主な症状はこちらです。

耳の詰まり・閉塞感

耳管開放症の代表的な症状が、耳の詰まりや閉塞感です。

ただ気圧の影響の時と違って、あくびをしたり唾を飲み込んでも治らないのが特徴です。

自分の声や呼吸音が響く

自分の話す声や呼吸音が、耳もとで響いて聞こえます。

気圧の変化による耳の詰まりの場合は自声も聞こえにくくなりますが、耳管開放症の場合は自声が大きく聞こるため、自分の声がうるさくて話をするのが苦痛になります。

正常であれば、自声は中耳や内耳などの骨を伝わって響いてくるので音が分散されるのですが、耳管開放症は耳管が開いているために音が直接伝わってしまうことが原因です。

鼓膜が動く

鼻呼吸をすると、息を吸う・吐くのタイミングで鼓膜がペコペコ動くのがわかります。

私は、息を吸うと耳詰まりが解消し、再び息を吐くと耳が詰まって自声が響きます。

呼吸のたびに耳の状態が変化するのは、かなり苦痛です。

聴力低下

耳詰まりと自声が響くことによって、周囲の音が聞こえにくくなります。

めまい・耳鳴り

上記の症状にあわせて、めまいや耳鳴りを引き起こすこともあります。

私もよく「キーン」という耳鳴りが起こります。

こうしてみると、耳管開放症は「ただ耳管が開いている」だけでなく、健全な妊娠生活に支障をきたすと考えられます。

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妊娠中の耳管開放症の原因は?

なぜ、妊娠中は耳管開放症になりやすいのでしょうか?

耳管開放症の主な原因には、

・体重減少

・体調不良

・睡眠不足

・ストレス

・中耳炎

・運動

・顎関節症

◎自律神経の異常

◎妊娠

があります。

そうです!

「妊娠」は、耳管開放症の原因の一つなのです!

さらに妊娠中は、ホルモンバランスが大きく乱れることから「自律神経のバランスも乱れがち」です。

また、妊婦さんの中にはつわりによって「体重が大幅に減少」してしまうこともあるでしょうし、「体調不良」に陥ることもあるでしょう。

さらに、妊娠中は精神的にも不安定になりやすく、些細なことでも「ストレス」を感じたり、寝つきが悪くなって「睡眠不足」に陥る妊婦さんも多いようです。

こうしてみると、妊婦さんは耳管開放症を発症する要因を多く抱えていると考えられますね。

妊娠中の耳の詰まりの治し方は?

耳管開放症はとても不快な症状ですが、残念ながら根本的に治すのは難しいとされています。

日常生活に支障をきたすほど重症な場合は、薬の使用や外科的手術もあるそうですが、まずは体質改善やストレス軽減など日常を見直すことが最優先となります。

妊娠中の耳管開放症は出産後に軽減することがほとんどですから、耳管開放症を治すというよりは「耳の詰まりを軽減する対策」を取っていきましょう。

ここでは、耳の詰まりの対処法をご紹介します。

まず、耳管開放症の特徴として「頭部を高くしていると症状が悪化する」ということが上げられます。

そのため、耳が詰まったときは「頭を低くする」と症状が和らぎます。

頭を低くすることで耳管に血液が溜まり、耳管が腫れることで開いた耳管が閉じるからだそうです。

「耳が詰まった」と感じたら、

・前かがみになる

・首を後ろに倒す

・詰まった方の耳が下になるように首をかしげる

・横になる

・耳の後ろをマッサージする

など、耳(頭部)を低くしたり、耳周辺の血流を良くすることで治ります。

(ただ、また起き上がったり、頭の位置を元に戻せば再び詰まるのですが・・・)

また耳の詰まりを軽減するために日常生活の中で注意したいことは、

・長時間立ちっぱなしでいない

・ストレスを溜めない

・疲労を溜めない

・睡眠時間を確保する

・体を冷やさない

ことが大切です。

耳の詰まりの解消法として「鼻をすする」という方法もありますが、これはやってはいけません!

鼻をすすると、鼻水に含まれるウイルスや細菌が耳に入ったり鼓膜に負担がかかるため中耳炎など別の耳の疾患を引き起こしやすいからです。

私は、鼻水をすすらないように、「鼻をつまんで鼻で息を吸う」ようにしていますが、これも鼓膜に負担がかかるためよくないのでしょうね・・・。

妊娠中の耳の詰まり!いつから聞こえる?

耳管開放症にかかっている妊婦さんは「耳の詰まりは治るのか?」「いつから聞こえるようになるのか?」と不安に感じていませんか?

一般的に、「妊娠が原因」による耳管開放症であれば、ほとんどの場合出産すれば自然と解消しますので「産後には聞こえるようになる」はずです。

妊婦さんの中には「産んだその日から耳の詰まりが気にならなくなった」という方もいらっしゃるほどですから、まずは「産後に治る」と信じてあまり気にしないようにしましょう。

ただ引き続き、出産後もホルモンバランスが乱れやすい時期ですし、赤ちゃんのお世話で睡眠不足が続いたりストレスを感じやすいときですから、出産しても治らないという方も中にはいらっしゃるようです。

長期間改善されなかったりあまりにも辛い場合は、耳管開放症を扱っている専門の耳鼻科で診てもらうと安心です。

おわりに

妊娠中に耳管開放症を発症する方は多いものの、耳管開放症はまだまだ認知度の低い疾患です。

耳鼻科に行っても「異常なし」と診断されることも多々あります。

私も近所の耳鼻科では「異常なし」だったので、自分でネットや本で調べてみて初めて耳管開放症というものを知り、耳管開放症を専門に扱う病院へ行ってそこでやっと耳管開放症だと断定してもらいました。

耳管開放症を改善するには「加味帰脾湯(かみきひとう)」という漢方薬が有効だそうですが、妊娠中や授乳中は薬が服用できませんから、たとえ病院へ行っても薬による治療ができるわけではありません…。

残念ですが、一時的な対処療法で乗り切るしかないのです。

私は耳がヘンになったら、首をかしげたり、耳の後ろを圧迫するようにしています。

そして私が耳管開放症の症状が現れやすいのは、「午前中」「急に立ち上がった時」「長時間おしゃべりしているとき」が多いように感じます。

つまり「血圧が低くなったとき」に症状が強く出るのはないかと疑っています。

耳管開放症と低血圧や血流の悪さ(冷え性)も、何らかの関係がありそうです。

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