妊娠後期の危険な腰痛と腹痛は?

妊娠してから、腰痛や腹痛に悩まされてきた妊婦さんはたくさんいます!

そして、いよいよ妊娠後期に入ってから「腰痛や腹痛が悪化した!」という方もいらっしゃるでしょう。

妊娠後期の腰痛や腹痛は、出産に向けて体が変化している合図です。

出産までリラックスしつつ、いつ陣痛が来てもいいように、準備しておきましょう!

その一方で、ママや赤ちゃんにとって「危険」を知らせる腰痛や腹痛もあるのです。

腰痛や腹痛が「我慢できないほどの激痛」や「出血」を伴う場合は、すぐに病院へ行かなければなりません。

今回は「妊娠後期に起こる、危険な腰痛と腹痛の症状」をご紹介します。

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妊娠後期の腰痛と腹痛の原因は?

妊娠後期に入ると、これまで以上に腰痛が悪化したり、これまでなかった腹痛を感じるようになります。

妊娠後期に入って感じる腰痛は、「出産が近いサイン」である可能性が高くなります。

出産が近づくと、赤ちゃんが下がってきて、骨盤の中に頭をはめる形を取ります。

そのため、骨盤周辺や恥骨、足の付け根に負担がかかり、腰痛や恥骨痛がひどくなるのです。

また、生理痛のような下腹部痛や、チクチクした腹痛を感じることがありますが、これは「前句陣痛」といって、陣痛の前段階の痛みです。

出産が近づくほど、お腹が張る回数も増えてきますし、お腹が張って子宮が収縮する痛みも増えてきます。

これは出産へ向けて、赤ちゃんと母体が準備を始めている証拠なので、心配いりません。

いつ陣痛が来てもいいように、しっかりと準備をしておきましょう。

(「妊娠後期の腰痛・腹痛・吐き気のサインは?」に関連記事を書いています。)

妊娠後期の腰痛と腹痛!こんな症状は危険!?

妊娠後期の腰痛や腹痛は、出産に向けての体のサインです。

しかし、中には、母体や赤ちゃんが危険な状態であることを知らせる腰痛や腹痛の場合もあるのです。

次のような腰痛や腹痛が起きたときは、急いで病院へ行くようにしましょう。

○激しい腹痛、お腹がカチカチに固くなる、不正出血など

動けないほどの激しい腹痛が、急激に起こった場合「常位胎盤早期剥離」の可能性があります。

「常位胎盤早期剥離」とは、何らかの原因によって、赤ちゃんがお腹の中にいるうちに、胎盤が子宮から剥がれしまう症状です。

胎盤の剥がれ具合にもよりますが、胎盤が剥がれしまうことで、赤ちゃんへ酸素も栄養も届かなくなり、赤ちゃんの命が危険になります。

「常位胎盤早期剥離」によって、子宮から大量出血が起こると、赤ちゃんの命だけでなく、母体の命まで危険にさらされる可能性があります。

「常位胎盤早期剥離」の母体の死亡率は4~10%、赤ちゃんの死亡率は30~50%と言われ、とても危険なものです。

赤ちゃんとママを助けるためには、帝王切開によって一刻も早く赤ちゃんを取り出さなければなりません。

「常位胎盤早期剥離」以外では、たとえ出血を伴わない場合でも、子宮破裂などによる腹痛や、妊娠とは関係ない疾患の場合もありますので、あまりにも腹痛がひどい場合は、必ず病院へ行くようにして下さい。

○切迫早産

妊娠37週より前に、定期的なお腹の張りや腹痛が続く場合、早産になる可能性があります。

正期産を迎えるまで、一日でも長くお腹の中で赤ちゃんを育てるために、早産を防ぐための治療が必要になります。

○陣痛

1日に20回以上、または30分に1~2回程度、腹痛やお腹の張りが起こる場合は、陣痛の可能性があります。

予定日よりまだ日にちがある場合、早産になってしまうこともあります。

頻繁にお腹が痛くなったり、定期的なお腹の張りがある、腰痛がひどくなったときは、病院へ行きましょう。

○水のようなものが漏れた

破水の可能性があります。

少量の場合、尿漏れと勘違いすることもあり、自己判断は危険です。

病院で診察してもらいましょう。

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まとめ

常位胎盤早期剥離は、妊婦さんの0.3~0.9%の方に起こると言われています。

常位胎盤早期剥離が起こる確率は少ないものの、原因が特定されていないことから、防ぐことが難しいそうです。

常位胎盤早期剥離の場合、赤ちゃんの命もママの命も危険にさらされることになり、非常にこわい病気ですし、早期発見が難しい病気でもあるそうです。

そう考えると、無事に妊娠期間を送り、無事に赤ちゃんを出産すると言うのは「当たり前なこと」ではなく、「奇跡的なこと」だと思いませんか?

妊娠は病気ではありませんが、体内で生命を育み、生命を生み出すということは、とても神秘的なことなのだと思います。

「妊娠中に太ってしまった」「出産でお尻が大きくなってしまった」という悩みは、とても贅沢な悩みですね。

まずは、母子ともに、健康で、無事に出産できることを目指しましょう!

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