不妊の原因!無排卵月経の症状とは?

大人の女性であれば、毎月付き合って行かなければならないのが「生理」。

多くの女性は「生理なんてなければいいのに」と煩わしく感じていることでしょう。

しかし生理は、女性の健康のバロメーターでもあり、毎月きちんと生理が来ることは「女性として健康である」とも言えます。

しかし、定期的に生理が来ているからと言って「必ずしも妊娠できる」というわけではないのです!

実は、生理が来ていても、「排卵」をしていなければ子供を授かることはできません。

排卵せずに生理が来ることを「無排卵月経」と言いますが、無排卵月経かどうか自分で気付くことは難しいため注意が必要です。

今回は、早めに治しておきたい「無排卵月経の症状や特徴」についてご紹介して行きます。

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無排卵月経とは?排卵の有無は出血だけではわからない?

排卵とは、「卵巣で作られた卵子が卵管を通って子宮へ送り出されること」を意味します。

通常であれば、排卵後、卵子が受精しなかった場合「生理」が来るのですが、無排卵月経の場合は「排卵が起きていないにも関わらず、生理はちゃんと来る」のです。

(※無排卵月経は、生理の来ない「無月経」とは異なります。)

では、なぜ排卵が起こらないのに生理が来るのでしょうか?

これは「生理と排卵の仕組み」を知ることで理解できます。

まず女性の身体は、「エストロゲン」というホルモンの分泌量が増えると、卵子が着床しやすくするために子宮の内膜が厚くなります。

このように子宮内膜を厚くすることを例えて「フカフカのベッドを作る」とよく言いますよね。

そしてこの厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちると、出血が起こり生理となります。

一方排卵は、「プロゲステロン」というホルモンの働きによって起こります。

つまり、プロゲステロンが働かなくても(排卵が起こらなくても)、エストロゲンの分泌がうまくいっていれば子宮内膜が厚くなり、やがてそれが剥がれ落ちて生理が来るというわけです。

ですから、排卵しているかどうかを毎月の生理で知ることはできないのです。

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無排卵月経の症状や特徴は?

無排卵でも生理が来る…

ということは、どうやって排卵の有無を確認すればいいのでしょうか?

なかなか自分では気付くことが難しい無排卵ですが、無排卵月経にはあるいくつか特徴がありますのでチェックしてみましょう。

出血量の異常

無排卵月経の一番大きな特徴は、「出血量が少なく、だらだらと長く続く」ことだそうです。

出血量の「多い日」や「少ない日」がはっきりとわからず、いつも少量の出血が長く続く場合は要注意です。

生理の周期の異常

生理のサイクルというのは「25~38日の間に1回起こる」というのが通常です。

しかし無排卵月経の場合は、生理のサイクルが、「25日より短い(月2回以上)」または「38日より長い(数か月に1回)」という場合に多いとされています。

生理期間の異常

通常の生理は5~7日ほど続きますが、無排卵月経の場合は出血が2日程度で終わってしまったり、出血量もごくわずかであることが多いようです。

また、生理痛もほとんどありません。

基礎体温の変化が少ない

通常であれば、「排卵時に基礎体温はいったん下がり、排卵後は基礎体温が上昇する」のですが、無排卵の場合はそのまま低温状態をキープします。

このような生理周期の乱れは軽視されがちですが、無排卵の可能性もあるため注意が必要です。

なお、妊活中の人で「排卵検査薬」を使用している人は多いと思いますが、排卵検査薬は「排卵をしていなくても陽性になることがある」ため確実ではありません。

20代・30代の無排卵月経の原因は?40代は更年期?

無排卵月経は20代~40代まで幅広い年代の女性に見られるものですが、特に30代の無排卵月経の人の割合は多く、その数は「3人に1人」とも言われています。

無排卵月経の主な原因は、上記でも出てきた「排卵に必要なホルモン(プロゲステロン)の分泌が少ないこと」が上げられます。

では、なぜプロゲステロンの分泌量が減ってしまうのでしょうか?

その原因はいくつかありますが、特に大きな要因として「ストレス」が関係しているそうです。

20代は、新社会人として仕事に慣れるのに必死だったり、それに伴い地元や実家から離れて新たな生活環境を始める人もいるでしょう。

そして30代というと、育児の悩みも大きいですし、また仕事でも重役につかされたりと本当に大変な時期です。

さらに40代以降になれば、子供に一番お金がかかる時期に入るため経済的な悩みが生じたり、このほか介護の悩みも出てくる頃です。

このようなストレスは、ホルモンバランスを乱し排卵を止めてしまう要因となるようです。

このほか、過剰なダイエット、肥満、冷え症、ハードなスポーツなども無排卵月経の原因になるとされていますから、妊活を行っているのになかなか妊娠しない場合、まずは排卵の検査を行ってみましょう。

また、40代というのは更年期に差し掛かる時期でもあります。

更年期とは、妊娠可能な身体からそうでない身体に変化する期間のことで、閉経の前後5年間がそれに当たるのですが、更年期に入ると毎月生理が来ていても排卵する回数は徐々に減っていくようですから、無排卵月経の確率は高くなって行く一方です。

もしもこの時期に妊娠を望むのであれば、すぐにでも不妊治療を始めた方がいいでしょう。

無排卵月経は病気が隠れていることも?

無排卵月経を招くのは、上記であげたストレスやダイエットなどの生活習慣だけでなく、身体的な疾患が原因となっていることもあります。

無排卵月経となる疾患には、

・内分泌異常

・甲状腺機能低下症

・高プロラクチン血症

・多囊性卵巣症候群

など、内分泌や卵巣に問題があることが多いようです。

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無排卵月経の治療法や治療期間は?

もしも自分が「無排卵月経ではないか?」と疑ったり、「無排卵月経かどうか検査しておきたい」と考えるのであれば、とにかく病院を受診しましょう。

無排卵月経を知るための検査方法は、「ホルモン検査」や「卵巣の超音波検査」に加え、「子宮頸管粘液検査」などがあります。

そして、無排卵月経と診断されれば治療が行われます。

まず妊娠の希望がある場合は、排卵誘発剤を使用し出来るだけ早く排卵を促す方法が取られるようです。

排卵誘発剤には、内服と注射があります。

一方、妊娠の希望がない場合は、生活習慣を見直しながら経過観察となる場合も多いようです。

例えば、1日三食しっかり食べるようにしたり、栄養バランスの良い食事を取るとよいでしょう。

中でも女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをする大豆食品や、卵子の老化予防に効果的なビタミンEが多く含まれるアーモンドなどは積極的に取り入れたいものです。

また、ダイエットによって体重が減り過ぎていないか、もしくは肥満傾向にないかどうか、ご自身の体重もチェックしてみて下さい。

このほか、無排卵月経によって月経が乱れていたり、その他のトラブルを引き起こしているのであればホルモン療法やピルの内服で治療を行ったり、体質の改善の目的として漢方を処方される場合もあるようです。

そして、無排卵月経の治療期間ですが、これには個人差が大きくあります。

無排卵月経の期間が長かった人ほど、もとの状態に戻るまで時間がかかりますし、ダイエットなどが原因であればまずは体重を適正体重まで戻すところから始めなければなりません。

このほか、無排卵月経の原因に「子宮内膜症などの婦人系の病気が関係していた!」といった話もよくあることですから、ほかの疾患がある場合はその分治療期間も長くなります。

産婦人科や婦人科を受診するのは、あまり気が進まないものですが、無排卵月経の検査はそんなに痛いことはしないので安心してください。

また、恥ずかしい気持ちが強い場合は、女医のいる病院を探してみるのも良いでしょう。

そして、診察内容や検査について気になることがあれば、受診前に予め問い合わせておくと安心です。

おわりに

実は私も無排卵月経の時期がありました。

第一子を出産し、母乳で育てていたところ激やせしてしまい、低体重のせいで排卵が止まってしまったのです。

医師には体重を増やせば元通りになると言われましたが、なかなか体重を増やすことができず、二人目不妊となり不妊治療を受けていたことがありました。

私の場合、子供が欲しいと願っていた30代のころは無排卵や不妊などに悩まされましたが、もう出産はしないと決めた40代に入ってからは、排卵も生理も順調に来るようになりました・・・。

排卵や妊娠とは皮肉なもので、思い通りにいかないものですね・・・。

妊娠を希望するのであれば、排卵していることが前提となりますから、たとえ生理にトラブルがない人であってもまずは基礎体温をつけてみて、ちょっとおかしいなと思ったら早めに病院へ行くようにして下さいね。

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