妊娠中の爪水虫の治療に内服薬は使える?

妊娠してから、爪の形が変わったり、爪が変色したり、爪がボロボロになってしまった方はいらっしゃいませんか?

ひょっとして、爪の異常は「爪水虫」のサインかもしれません!

妊娠中は免疫力が低下しているため、水虫の原因である白癬菌が繁殖しやすいと言われています。

特に、マニキュアなど爪のおしゃれを楽しんでいる方は注意が必要です。

なぜなら、自爪が見えないことによって爪の異常に気付きにくかったり、不十分なお手入れが引き金となってトラブルが起こりやすいからです。

妊娠中は、爪水虫の治療薬が使えないため、爪水虫を完治するまでに時間がかかりますし、産後まで治らなかった場合は、白癬菌が赤ちゃんへ移ってしまう可能性もあります。

今回は「爪水虫の症状」と「妊娠中の治療薬と予防法」についてご紹介していきます。

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妊婦さんの爪の異常?爪水虫の症状とは?

「爪水虫」というのをご存知ですか?

爪水虫は、普通の水虫と同じく「白癬菌」に感染することで起こる病気です。

「水虫」と聞くと足の疾患だと思いがちですが、爪水虫は足の爪だけでなく、手の爪にも発症することがあります。

では、爪水虫にかかってしまった場合、どのような症状が出てくるのでしょうか?

爪水虫の症状はこちらです。

・爪の先が白くなったり、ピンクの部分と爪先の白い部分との境目がギザギザになる

・爪全体に厚みが出る

・爪の色が白濁したり黄色くなる

・爪がボロボロになる

・爪の周りがかゆくなる

・爪の周りが痛くなる

このような症状が現れたら、爪水虫の可能性があります。

爪は神経が通っていませんので、爪がボロボロになっても痛みを感じませんが、炎症が爪の周辺にまで広がると、爪の周辺にかゆみや痛みが生じてきます。

そして、爪水虫は、すべての爪ではなく感染している指のみ現れます。

爪水虫の困ったところは、

・完治するのに時間がかかること

・一度発症すると再発しやすいこと

・人に移す可能性があること

です。

爪水虫は水虫同様、しつこいようですね。

(「妊娠中は爪が薄くなって割れやすい?爪がボロボロになるのを防ぐには?」に関連記事を書いています。)

妊婦さんは爪水虫になりやすいのはなぜ?

爪水虫は、白癬菌という「カビ」に感染することで起こりますが、この白癬菌は、皮膚や爪の成分(ケラチン)を餌にして増殖して行きます。

では、なぜ白癬菌に感染してしまうのでしょうか?

ご説明したとおり、白癬菌はカビの一種ですので、高温多湿で不衛生なところに繁殖します。

足に水虫ができやすいのは、靴の中が不衛生なうえ、熱がこもりやすく蒸れてしまうからです。

つまり爪水虫も、足にできやすいという特徴があります。

また、白癬菌は感染力があるので、もともと水虫の方は、爪水虫にもなりやすいようです。

さらに妊娠中は、爪水虫に感染しやすくなっています。

妊婦さんが爪水虫になりやすいのは、

・妊娠中は免疫力が低下するため、細菌に感染しやすい

・妊娠中は代謝が上がるので、足にも汗をかきやすい

・大きくなるお腹によって、足先までしっかり洗えていない可能性がある

などの理由が考えられます。

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妊娠中の爪水虫を予防するには?

爪水虫の原因である白癬菌は、不衛生な環境と高温多湿によって繁殖します。

爪水虫を予防するために、まずは「清潔」と「乾燥」を心がけましょう。

爪水虫の予防法はこちらです。

・スリッパやバスマットを分ける

白癬菌は人から人へ移ります。

そのため、爪水虫を予防するために、共同で使うバスマットやスリッパを使用するのを控えましょう。

例えば、妊婦検診時の病院のスリッパを使用する際には、靴下を着用したり、妊娠中に入院している方は、病院のシャワールームのバスマットの使用をやめるようにしましょう。

・爪切りを分ける

家族に水虫の方がいる場合は、爪切りを介して白癬菌に感染することがあります。

爪切りも分けて使うと感染予防になります。

・こまめに靴を脱ぐ

働いている妊婦さんは、靴を履いている時間が長いと思いますが、オフィスではサンダルに履き替えるなど、長時間同じ靴を履き続けないようにしましょう。

また、デスクに座っているときは靴を脱いで、足を乾燥させるようにして下さい。

タイツやストッキングも足が蒸れる原因となりますので、できるだけ綿の靴下を履きましょう。

特に、5本指靴下がおすすめです。

・靴下をよく乾かす

使用した靴下はしっかり洗い、よく乾かすようにしましょう。

・手足をこまめに洗う

もし白癬菌が付着しても、感染するまでには1日かかると言われています。

そのため、毎日よく手足を洗って白癬菌を洗い流すことで感染を予防できます。

臨月に入ると、足先まで手が届かなくなってきますが、柄のついたブラシなどを使い、足や足の指をよく洗うようにしましょう。

妊娠中に爪水虫になったら?

もし、爪水虫になってしまったら、お腹の赤ちゃんに影響があるのでしょうか?

大丈夫です!

妊婦さんが爪水虫になっても、胎児へ感染することはありません。

しかし、出産までに完治できなかった場合は、赤ちゃんに感染する可能性はあります。

上のお子さんがいる方は、もちろん上のお子さんにも感染します。

もし妊娠中に爪水虫になったら、家族に移さないよう、足マットをこまめに変えたり、自分専用のスリッパを履いたり、靴下を着用したり、手をこまめに洗うようにし、家族に移さないように気を付けましょう。

妊娠中は爪水虫の薬を服用できる?

爪水虫は、治療ができるのをご存じですか?

爪水虫になってしまったら、家族へ移す前にしっかり治してしまいましょう。

爪水虫の治療薬には、「内服薬」と「塗り薬」があります。

内服薬は、薬の高い効果が期待できますが、残念ながら妊娠中は内服薬を飲むことができません。

爪水虫の薬は胎児に悪影響を与える可能性があるからです。

そして、内服薬は妊婦さんだけでなく、妊活中の方や授乳中の方も服用できません。

それほど、「強い薬」ということですね。

そのため、妊婦さんが使える治療薬は、塗り薬だけです。

塗り薬でしたら、体内に吸収される量が少ないため、胎児への影響は少ないと考えられています。

爪水虫の塗り薬は、爪が生え変わるまでの半年~1年間は使い続ける必要があります。

かなり根気がいる治療ですが、途中でやめてしまうとすぐに悪化しますので、自己判断でやめないようにしてくださいね。

まとめ

私は爪水虫になったことがありませんが、完治するまでに1年もかかるなんて、白癬菌の繁殖力と生命力の強さには驚きです!

妊娠・授乳中でない場合は、飲み薬で体内から白癬菌を殺すことができるそうですが、それでも半年間くらいは服用を続けなければならないそうです。

さらに、内服薬は、吐き気、腹痛、下痢、などの副作用があるため、薬の服用期間中は定期的に血液検査をし、臓器に異常がないかの検査をしないといけないのだそうです。

爪水虫を治すには、こんなに強い薬が必要だなんて、白癬菌がいかにしつこい菌かがわかります。

そう考えると、普段から白癬菌に感染しないよう予防しておくべきですね!

私も毎日よく足を洗い、こまめに靴を脱いで、足の通気性をよくするように気を付けたいと思います!

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