妊娠中の【尿蛋白】って?尿蛋白を改善するには?

妊娠中は定期的に妊婦健診が行われますが、毎回検査項目に入っているのが「尿検査」です。

妊娠中に行われる尿検査では、主に「尿蛋白」と「尿糖」を調べており、「尿蛋白は、”妊娠高血圧症候群”を発見するため」に、そして「尿糖は、”妊娠糖尿病”を発見するため」に必要な検査です。

私が妊娠中に尿検査を行ったとき、尿蛋白が「±」のときが何回かありました。

もしも、私のように妊娠中の尿検査で「尿蛋白に異常」が出たら・・・とても心配になりますよね。

どこか悪いのか、治療が必要なのか、赤ちゃんへの影響はあるのかといろいろ気になってしまうことでしょう。

今回は、「妊娠中の尿蛋白の検査」について説明していきます。

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妊娠中の尿蛋白が「陽性」ってどういう意味?

妊娠中に行われる尿蛋白の検査で「陽性反応」が出た場合、どのようなことが考えられるのでしょうか?

・腎臓の機能の低下

妊娠中は血液量が増えるため、腎臓の負担が大きくなります。

そのため妊婦さんは尿蛋白が出やすいのですが、「尿蛋白の陽性の度合いが高い」場合は、膀胱炎や尿路感染症など腎機系のトラブルによって腎機能が低下していることが考えられます。

・妊娠高血圧症候群

妊娠20週~分娩後12週までの間に、「尿蛋白」と「高血圧」の両方の症状が見られた場合「妊娠高血圧症候群」が疑われます。

妊娠高血圧症候群の原因はまだ不明な点が多のですが、「子癇、HELLP症候群、常位胎盤早期剥離、肺水腫」などを発症する可能性があるため、妊娠高血圧症候群を発症したら重症化を防ぐことが必須となります。

尿蛋白が陽性だけなら、妊娠高血圧症候群の心配はありません。

(「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)とは?目のチカチカはしかんの前兆?」に関連記事を書いています。)

・検査の前にジュースやビタミン剤を飲んだ

果物ジュースやビタミン剤を飲んだ直後に検査すると、陽性反応が出ることがあります。

また、食べ過ぎも検査結果に影響するそうです。

・疲労やストレス

運動後で疲れていたりストレスがあると、一時的に腎機能が低下して尿蛋白が出ることがあります。

・尿中への混入物

採尿する際、排尿直後の尿だと分泌物などが混じって陽性になることがあります。

妊娠中の尿蛋白の見方と正常値は?

妊娠中の尿蛋白の検査の見方と意味をご存じですか?

母子手帳に記入される検査結果の意味を知っておきましょう。

(-) 「陰性」心配なし

(±) 「擬陽性」一時的に陽性傾向にあるものの心配がないことが多い

(1+)~(4+) 「陽性」数字が増えるほど尿中に含まれる尿蛋白の量が多いことを意味する

もしも尿検査で「陽性(1+)~(4+)」が出た場合、次はどのようなことが行われるのでしょうか?

尿検査で陽性と判断されたら、「定量検査」というさらに詳しい尿検査へと進んで行きます。

定量検査とは、1日分の尿を溜めて専用の機器で正確に測定する尿検査です。

たとえ妊婦健診の最初の尿検査で「陽性(1+)」と判定されても、次の定量検査で「擬陽性(±)」と出ることも多いようですから、最初の尿検査だけで「何か問題がある」と判断しないようにしてください。

また、参考までに尿蛋白の基準値をご紹介しておきますので、ご自身の尿蛋白の数値がわかる方はチェックしてみるといいですね。

◇正常 >>300mg/日 未満

◇軽度の異常 >>300mg/日~2g/日 未満

◇重症>>2g/日 以上

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妊娠中の尿蛋白を改善する食事は?

尿蛋白が陽性になるということは、「腎臓に負担がかかっている」ことが考えられます。

腎臓の負担を軽くする、あるいは妊娠高血圧症候群を予防するために食事を見直してみましょう。

腎機能の負担を減らし血圧を下げるための食事と言えば、「減塩食」をイメージしますよね?

しかし、減塩食は本当に腎臓の負担を減らして尿蛋白の改善に繋がるのでしょうか?

答えは、「塩の種類による」です。

誤った減塩を行うと、尿蛋白が改善されるどころか体調不良になる場合もあります。

もし「正しい減塩」を行うのであれば、まずはあなたが料理に使っている塩や食事中に使っている塩がどんな塩なのかを知って下さい。

日本では、食べる塩は「食塩」と呼ばれますが、食塩にはさまざまな製造方法があり「人間を元気にする食塩」と「人間を不健康にする食塩」のどちらも販売されています。

「人間を元気にする食塩」というのは、「カリウムやマグネシウム、亜鉛などさまざまなミネラルを含む塩」のことです。

このような塩であれば、摂取量について神経質になる必要はありません。

一方「人間を不健康にする食塩」というのは、ミネラルなどの栄養がない「ほぼ塩化ナトリウムだけ」の精製度の高い塩のことです。

人の身体はミネラルバランスが崩れると血圧が上がりやすくなるため、精製塩を過剰に取っていると高血圧だけでなく、全身の体調不良を招くのだそうです。

いくら減塩に励んでも「ミネラル豊富な自然塩」を減塩している場合、いつまでたっても元気になれないのです。

(「妊娠中の塩分制限は必要なし?上手な塩分の取り方は?」に関連記事を書いています。)

妊娠中の尿蛋白を予防するための減塩方法は?

では、尿蛋白を予防・改善するにはどのような食塩を取ればいいのでしょうか?

ここでは2つのポイントをご紹介します。

<ポイント① 料理に使う塩は自然塩を使う>

外食や中食は仕方がないとしても、自宅で料理する塩はできるだけ自然塩を使うようにしましょう。

現在、販売される塩には「原材料名」「製造方法」が表示されているはずですから、もし「イオン膜(イオン交換膜製塩法)」の表示があればそれは精製塩を意味しますから、このような塩は避けるといいですね。

また、精製度の低い塩であれば「成分表示」がきちんと表示されているものが大多数です。

パッケージに、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラルの含有量が記載されてあれば、ミネラル含有量の多いのものを選ぶようにしましょう。

<ポイント② 調理済み食品を食べ過ぎない>

精製度の高い「ほぼ塩化ナトリウムのみ」の食塩は、外食やインスタント食品などの加工食品に多く使われています。

妊娠中は体調が不安定なときですから、外食やコンビニ弁当で済ませることもあるかと思いますが、自分では気付かぬうちに「塩化ナトリウムを過剰に摂っていた」ということがないよう、調理済みの食品には気を付けなければなりません。

おわりに

私も妊娠中は、尿蛋白(±)が出ました。

血圧に問題なかったせいか、特に医師からは何も言われませんでしたが、ずっと気になっていたのを覚えています。

尿蛋白が気になる方は、まずは検査前の食事や生活を見直し、疲労を溜めないようにして努めてみましょう。

そして尿蛋白と同時に血圧が気になる場合は、塩化ナトリウムの摂取には十分に気を付けて下さい。

私はここ長いこと、自宅では自然塩を使っています。

自然塩に慣れてしまったせいか、たまに塩化ナトリウムを口にすると「ものすごくしょっぱい!」と感じます。

あなたの味覚が自然塩に慣れてしまえば、塩化ナトリウムを使おうとは思わなくなるはずですから、ぜひ自然塩を摂ることを習慣にして下さい。

間違った減塩は健康を害すことにもなりかねませんから、ぜひ今のうちに「人間を健康にする塩」を見つけておいて下さいね。

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