妊娠・出産が可能な年齢はいつまで?

最近では晩婚化が進み、高齢出産も珍しくない時代になりました。

そのため不妊治療を受ける夫婦の数も、以前と比べると確実に増えています。

そして、何かと「リスクが高い」と言われる高齢出産であっても、医療技術の進化のおかげで母子ともに問題ない場合も多くなっています。

ただ、いくら技術が進んだとしても「加齢による限度」というのがあるのは事実です。

若い年齢で妊娠・出産するよりも、高齢であるほど出産リスクが上がってしまうのはあり意味仕方がありません。

では、妊娠・出産が可能とされる年齢の上限は何歳くらいなのでしょうか?

また、加齢に伴う妊娠・出産のリスクにはどのようなものがあるのでしょうか?

今回は、「妊娠・出産の可能な年齢の上限」や「年齢によるリスク」についてご紹介して行きます。

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妊娠・出産ができる年齢の上限はあるの?

妊娠を希望するみなさんであれば、「何歳まで妊娠できるのか?」「妊娠できる年齢に上限はあるのか?」と言ったことが気になると思います。

当然ですが、生物には妊娠・出産できる年齢に限りがあります。

人間に関して言えば、医学的治療を受けずに妊娠をする「自然妊娠」が可能な年齢は、一般的に41歳から42歳くらいまでと言われています。

その理由は、多くの女性の閉経年齢が50歳くらいですので、その10年前くらい前から妊娠しづらくなってくるからです。

特に、45歳くらいになると不妊治療を受けていても妊娠の可能性は限りなくゼロに近づくようですから、将来的に子供が欲しいと希望するのであれば「年齢と妊娠」の関係を頭に入れておく必要がありますね。

ただ、人によっては閉経が遅い場合もあるので自然妊娠可能な年齢には個人差あり、日本でも50代で出産される女性は年間20人ほどいるのだそうです。

国外を含めれば、50代で自然妊娠に至ったケースも存在します。

このように、妊娠可能年齢は人によって異なりますが、一般的には40歳を一つの目安として覚えておきましょう。

高齢出産とは何歳から?

妊娠には年齢が関係していることがわかりましたが、みなさんは「高齢出産」とは何歳から指すのかご存知ですか?

産婦人科学会の定義によると「35歳を過ぎてから初めて迎える出産」のことを高齢出産と言うようです。

「35歳でももう高齢?!」「意外と早い!」と驚きませんか?

35歳と言えば、責任ある仕事を任される時期でもありますし金銭的にも余裕が出るころですから、結婚せずにまだまだ自分の時間を謳歌したい!と思う頃だと思います。

ですが、赤ちゃんを希望するのであれば、そう自分の時間を楽しんでばかりもいられないのも事実のようです。

ちなみに、妊娠とは別に「卵子の力」というのは33歳くらいから低下して行くようですから、もしも35歳を過ぎてなかなか自然妊娠しないのであれば、早めに病院で検査を受け、その原因を調べたり、場合によっては不妊治療を始めた方が良さそうです。

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妊娠させることができる男性の年齢は?

高齢出産や不妊治療と聞くと、どうしても女性側のイメージが強くあります。

実際に、不妊治療を受けるのは男性より女性の方が圧倒的に多いことも事実です。

しかし、不妊は男女ともに関わることですから、男性も同じく高齢になるほど妊娠させる力が低下するように思いますよね?

実は、男性も少なからず加齢によって生殖機能が衰えて行くのが普通ですが、男性は女性ほど年齢と妊娠力の関係は大きくないようです。

世界ではなんと90歳を過ぎて赤ちゃんを授かったという男性もいるようです。

さらにこの男性は、不妊治療なども一切受けていないというから驚きです!

男性の場合は、運動不足を解消したり、生活リズムを整えたり、食生活を見直すことで妊娠力は持続されるようですよ。

女性と男性では身体の仕組みがこんなにも違うのですね。

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年齢による妊娠・出産のリスクやデメリットは?

妊娠・出産には年齢による制限があるということがわかったところで、今度は年齢による妊娠のリスクやデメリットを見ていきたいと思います。

染色体異常のリスク

加齢に伴い、胎児の染色体異常のリスクが高まります。

染色体異常の原因は、もちろん加齢だけによるものではありませんが、母親の年齢と深い関係があるのは事実のようです。

染色体異常が起こると流産しやすくなったり、染色体異常の一つであるダウン症の発生率は40歳の女性の場合25歳の女性と比べて10倍に増えると言います。

妊娠中の合併症や帝王切開のリスク

問題なく妊娠が継続できたとしても、高齢になるほど妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症のリスクが高まります。

それに伴い、自然分娩ができず帝王切開に至る確率も増えます。

もちろん年齢に関わらず帝王切開を行うケースは多くありますが、帝王切開はあくまでも手術ですので、自然分娩よりも母体への負担が大きくなるのは事実ですし、低下した体力で手術を乗り越えなければなりません。

また、妊娠中にこれらの合併症を伴うことで妊娠経過が思わしくなくなり母子ともに「命の危険」にさらされたり、出産後の回復が悪く大量出血を起こし、「出産後の母親の死亡率」が上がる傾向にもあるのだとか。

このように、高齢出産で妊娠・出産をするというのは非常に大変なことなのです。

もちろん、たとえ高齢であっても何のトラブルもなく安産で出産する人もいれば、若くても妊娠中にトラブルを抱えたり、難産で出産をする人もいらっしゃいますから、これらのリスクは「あくまでその可能性が高まる」ということですから、「絶対」ではありません。

ただ、その後の子育ての大変さについては、ほとんどの人に当てはまるでしょう。

高齢出産の場合は若い頃に比べて体力がかなり衰えていますから、子供のお世話をするのがよりしんどく感じるはずです。

例えば、お子さんの月齢が低いうちは夜間の授乳や夜泣きなどによって睡眠不足となり疲労感が大きくなったり、抱っこやおんぶなどによって体への負担もかかり足腰に痛みが生じて来るでしょう。

そして、お子さんが歩き始めるようになれば、毎日公園へ出かけたりお子さんを追いかけるのに体力を使い切ってしまい、家事をする余力が残らないことも考えられます。

疲労回復に時間がかかると、体調も崩しやすく風邪などの感染症にもかかりやすくなりますよね。

妊娠・出産というのは一時ですが、その後の子育てというのは少なくとも子供が成人するまで続くわけですから、そこまで気力・体力が維持できるかと言ったことも考えなければならないということです。

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おわりに

私は3人目を37歳で出産していますが、確かに体力の衰えを実感しています。

公園に行っても、一緒になって遊ぶことがだんだんできなくなってきました・・・。

ただ、若い頃のように「夜遊びしたい」とか「友達と旅行に行きたい」といった欲はなくなりましたから、家庭中心の生活に不満を持たなくなり、子供や家族に正面から向き合うことができています。

今回は高齢出産のリスクについて述べてきましたが、高齢出産にはメリットもあります!

例えば、経済的な余裕やママの精神的な成熟度といった点においては、年齢を重ねた女性の方が有利だと言えるでしょう。

赤ちゃんを授かるタイミングというのは、誰にもわかりません。

ですから、もしもあなたが35歳を過ぎて妊娠した場合は、リスクを恐れ過ぎず、気張り過ぎず、夫婦で話し合いながら現実に向き合って欲しいと思います!

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