帝王切開を避けるために逆子はいつまでに治すべき?

妊娠中に「逆子」と診断される方は、思いのほか多いものです。

妊娠中期に逆子と言われたことがある方は、50%以上にも上るのです!

半数以上の妊婦さんが、一度は逆子と診断されたことがある、というわけですが、その大半は、妊娠後期までに自然と治って行きます。

しかし、万が一、妊娠後期までに逆子が治らなかった場合・・・妊娠36週以降で逆子が治る確率は一気に下がり、10%程度だと言われています。

そして、3~5%の方が、逆子のまま出産を迎えるそうです。

逆子のまま出産を迎えた場合、帝王切開になる可能性が高くなります。

なぜなら、逆子の出産は、さまざまな危険を伴うからです。

自然なお産を強く望んでいる方は、できるだけ帝王切開は避けたいものですが、逆子の出産には、どんなリスクが伴うのでしょうか?

逆子でも、自然分娩が可能なケースはあるのでしょうか?

今回は、「逆子の出産のリスク」や「逆子をいつまでに治せば、帝王切開を避けることができるのか」「逆子でも自然分娩ができるケース」について調べてみました。

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逆子のリスク!逆子だと帝王切開になるのはなぜ?

「逆子のお産は帝王切開になる」と、聞いたことがありますか?

自然分娩を希望されている方は、できるだけ帝王切開を避けたいと考えていることと思いますが、逆子の出産は、さまざまなリスクが伴います。

逆子が及ぼす出産へのリスクには、どのようなものがあるのでしょうか?

通常、お腹の中の赤ちゃんは、頭を下方に向け、足を上に向けた状態でいます。

わかりやすく言えば、逆立ちをした状態です。

これと反対に、逆子とは、「頭部が上になり、足が下方に向かっている状態」のことを言います。

出産のとき、赤ちゃんが足から出てくると、どのようなことが起こってしまうのでしょうか?

赤ちゃんが足から出てくると、骨盤に頭がひっかかり、出産に時間がかかる可能性があります。

また、赤ちゃんが産道を通るときに、赤ちゃんの肩や腕が骨折してしまうこともあるそうです。

赤ちゃんの頭が出るのに時間がかかったり、へその緒が赤ちゃんよりも先に出てしまうことで、赤ちゃんに酸素が行き届かなくなって、何らかの後遺症が残るリスクがあるのです。

また、赤ちゃんのひざや足が刺激となって、破水が起こりやすく、早期破水が起きた場合は、早産に繋がることもあります。

逆子の場合の出産は、このようなリスクが考えられることから、より安全なお産のために帝王切開を選択する病院が多くなっています。

逆子がいつまでに治らないと帝王切開になる?

妊娠中期に逆子と診断されたとしても、そのほとんどの場合は、自然と逆子が治ってしまいます。

しかし、妊婦さんの中には、臨月に入っても逆子が治らないこともあります。

逆子を治すために、逆子体操や、お灸、外回転術、寝る向きを変えるなど、様々な工夫をしてきたにも関わらず、逆子が治らないとイライラしてしまったり、焦ってしまいますよね?

帝王切開を避け、自然分娩を行うためには、いつまでに逆子を治す必要があるのでしょうか?

一般的には、「妊娠33週」を過ぎても逆子が治らなかった場合、病院側は帝王切開を検討し始めるそうです。

つまり、妊娠33週までに、逆子を治しておく必要があるということです。

しかし、妊娠33週を過ぎてしまったからといって、諦めるのはまだ早いです!

「37週に入ってから逆子が治った」という方や、「出産予定日直前に逆子が治った」ということもあります。

自然分娩を希望される方は、帝王切開のその日まで、逆子を治すために出来る限りのことをしておくといいかもしれませんね。

もちろん、安全な出産のために、素直に帝王切開を選ぶのもアリだと思います。

逆子が治らないのは、ママのせいではありません。

あるがままを受け入れることも大切だと思います。

(「逆子でイライラ?逆子が治らない理由は?」に関連記事を書いています。)

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逆子の帝王切開はいつ行う?

妊娠33週を過ぎても逆子が治らない場合、医師から帝王切開を勧められるケースがほとんどです。

帝王切開の手術日の目安は、いつごろなのでしょうか?

逆子の帝王切開は、「妊娠37週~38週の間」で行われることが多そうです。

もちろん、手術予定日までに、逆子が治れば、帝王切開は行わず、経腟分娩を行いますので、手術日が決まったからと言っても、諦める必要はありませんし、不安に思う必要もありません。

また、切迫早産の方の場合は、前期破水を予防したり、手術日前に陣痛が来ないよう、手術日まで、ある程度管理された生活を送る必要があります。

逆子でも自然分娩が可能なケースも?

逆子でも、自然分娩ができるケースがあるのをご存知ですか?

一口に逆子と言っても、いくつかタイプがあります。

赤ちゃんの姿勢によっては、逆子でも自然分娩ができるんですよ!

逆子のタイプはこちらです。

<経腟分娩が可能なケース>

・単臀位

お尻が下に向き、両足が上を向いている姿勢です。

出産時に、お尻から出てくることができるので、経腟分娩が可能です。

・複臀位

お尻が下に向き、両膝が体育座りのように曲がっている姿勢、もしくは、片膝だけ曲がり、片膝は上を向いている姿勢です。

この場合も、出産時にお尻から出てくることができるので、経腟分娩が可能です。

<経腟分娩が不可能なケース>

・足位

両足を伸ばして、立っているような姿勢です。

出産時は、足から出てくるので、経腟分娩のリスクが高くなり、帝王切開になります。

・膝位

両足を曲げて、膝立ちしているような姿勢です。

出産時は、膝から出てくるため、経腟分娩のリスクが高くなり、帝王切開になります。

このように、赤ちゃんが「お尻」から出て来ることが可能であれば、経腟分娩ができるのですが、赤ちゃんの「足」や「膝」が一番下に来ている場合は、帝王切開となります。

逆子とダウン症の関係は?

「逆子だとダウン症の可能性がある」というのを聞いたことがありますか?

そんなことを聞かされたら、とても不安になってしまいますよね?

調べたところ、逆子とダウン症は、全く関係がないそうです。

ダウン症の原因は、染色体異常によるものですが、逆子は染色体異常が原因となるものではありません。

逆子とダウン症の関係について、いつから、どこから出てきた「言われ」なのかわかりませんが、逆子だからと言って、「赤ちゃんに何か異常があるのではないか」と心配し過ぎる必要は、全くありません。

まとめ

逆子はよくあることですが、帝王切開のお産になると思うと、何とかして逆子を治したいと思いますよね?

事実、逆子体操やお灸など、できる限りのことを実践しているママはたくさんいらっしゃると思います。

それでも、逆子が治らないときは、あまり焦らず、全ては赤ちゃんに任せてみませんか?

逆子が治らないとイライラするよりも、赤ちゃんにとって居心地のいい子宮を維持するために、「体を冷やさないようにする」「疲れたら休む」「睡眠をしっかりとる」「リラックスする」など、ママができること、やりたいことをやってみて下さい。

帝王切開の場合、お腹に傷が付きますし、経腟分娩に比べて産後の肥立ちが悪い、とも言われていますが、ハイリスクな逆子の出産を行うよりも、「安全な帝王切開を選ぶ方がいい」とも考えられます。

まずは、母子ともに「安全な出産」を叶えることが第一です!

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