妊婦さんは酒も煙草も辞めるべき?上手な辞め方は?

現代では、女性でも当たり前のように飲み会を楽しみ、たばこをふかす世の中です。

「女性の社会進出に伴い、ウンちゃらかんチャラ・・・」という時代背景もありますが、お酒やたばこを楽しむ女性が増えたのは、「女性向けのおしゃれなアイテム」が増えてきたからではないでしょうか?

例えば、「色のキレイなカクテル」や「おしゃれでスリムなたばこ」など、ファッションを楽しむような感覚で「つい手を伸ばしてしまう」という女性は多いと思います。

お酒やたばこは、大人の楽しみでもありますし、何をどう楽しむかは個人の自由です。

しかし、「妊婦さん」に限ってはこれには当てはまりません!

大人だからこそ、自分ひとりの体ではないことをしっかり考えなければならないのです!

今回は、「酒やたばこが与える妊婦さんへの影響」と「禁酒禁煙できない妊婦さんに試して欲しいこと」についてご紹介して行きます。

スポンサーリンク

妊婦さんはいつからお酒とたばこを控えるべき?

「妊娠中のお酒とたばこは、百害あって一利なし」なんてこと、とっくに知っていますよね?

もともとお酒やたばこと縁がなかった人や、既に禁酒禁煙に成功した人は「妊娠中にお酒やたばこの心配をせずに済んだ」と安心していることでしょう。

しかし、妊婦さんの中には、予期せぬ妊娠だったためにまだ禁酒禁煙ができていない方や、「妊娠したらやめよう」と考えていたにも関わらずなかなかやめられない方もいらっしゃるのではありませんか?

そんな方は「赤ちゃんに悪影響があったらどうしよう!」「早くやめなきゃ!」と焦っているかもしれませんね。

もしあなたが、妊娠発覚後もお酒やたばこをやめることができないでいるのならば、まずは「今すぐやめる!」と行動を起こしてみて下さい。

なぜなら、「いつまでにやめれば大丈夫」という猶予期限はない一方、「やめる日に遅すぎることはない」のも事実だからです。

妊娠がわかったら、とりあえず「行動!」してみて下さい。

妊婦さんに与えるお酒とたばこの影響は?

「妊娠中のお酒とたばこは、母子ともによくない」と言われていますが、具体的にどのような影響があるのでしょうか?

お酒とたばこの悪影響についてご紹介します。

<身体的な影響>

妊娠中に飲酒すると、「胎児性アルコール症候群」と言って、胎児の発育を妨げて中枢神経障害の原因となる可能性があります。

また、妊娠中の喫煙は、ニコチンによる「血管収縮作用」によって、胎児の発育不全を引き起こし、低体重児、あるいは流産や早産に繋がることがあります。

<精神的な影響>

「お酒もたばこも、やめたいのにやめられない」「ダメとわかっているのに吸ってしまう」という方は、「おなかの赤ちゃんに悪いことをしている」「自分はダメな人間だ」と自己嫌悪に陥ってしまう可能性があります。

また、ネットの掲示板などでは禁酒禁煙ができない妊婦さんに対し、

「母親失格!」

「妊娠してもやめられないなんて虐待!」

「やめられないなら妊娠しなければいいのに!」

「私は妊娠がわかってすぐにやめられました。意志が弱いのでは?」

など、心無い文句を見かけることもあります。

おそらく「やめたいのにやめられない」妊婦さんは、周囲からの非難を恐れて誰にも相談することができず、一人傷つき思い悩んでいるのではありませんか?

このように、妊娠中に自己否定したり、不安や悩みを抱え続けていると、やがてそれが大きなストレスとなって、妊婦さん自身の体調や胎児の発育に降りかかってきます。

このように、妊娠中のお酒やたばこは、身体的な悪影響だけなく、妊婦さんの精神衛生上よくないと考えられます。

(「妊娠中でもたばこがやめられない!母子への影響は?」に関連記事を書いています。)

スポンサーリンク

妊娠中のお酒とたばこ!どうやってやめた?

もし、妊娠中に禁酒や禁煙ができれば、その後の精神的・肉体的なメリットは非常に大きいと言えます。

産後に振り返ったとき「あの時にお酒やたばこをやめておけば良かった」と後悔することがないように、できることなら妊娠発覚後の早い段階で禁酒禁煙を実行しましょう。

ここでは、禁酒禁煙しようと考えている妊婦さんに、妊娠中の禁酒禁煙の成功例をご紹介します。

一番多かったのは「つわりがひどかったおかげで自然とやめられた」など、妊娠をきっかけに禁酒や禁煙に成功したケースです。

次によくあるのが、「赤ちゃんのエコー写真を見たら辞めることができた」「赤ちゃんが苦しむとわかったから」「妊婦さんや胎児に与える影響を想像したらコワくなったから」など、胎児への悪影響を考えたら自分の欲求を我慢することができたというケースが多いようです。

そんな方は、お酒やたばこの誘惑に負けそうになると、赤ちゃんのエコー写真を見て乗り越えて来たそうですよ。

ほかには、「お酒やたばこを我慢するのではなく、他に楽しい時間を見つけることで辞められた」というケースもあります。

例えば、「マタニティヨガに通う」「赤ちゃんグッズを手作りする」「じっくり読書をする」「映画や絵画などを鑑賞しに行く」などの意見が多くありました。

このように、いつもと違う環境へ出向いてみたり、集中して何かを行ったり、産後にはできないことをじっくり行ってみるのもいいと思います。

禁酒禁煙できない妊婦さんへ試してほしいことは?

妊婦さんの中には、「頭ではわかっていても欲求に負けてしまう」「自分ひとりで禁酒禁煙は無理!」「何回も禁酒や禁煙にチャレンジしているけどいつも失敗に終わる」という方もいらっしゃるかと思いますが、それはあなたがの「意志が弱いから」ではなく「依存症」に陥っているからです。

下記サイトでは、お酒やたばこへの依存度をチェックできます。

ご自身の依存度を確認し、自分の状態を把握することから始めてみましょう。

◇ファイザー ニコチン依存症を判定するテスト

http://sugu-kinen.jp/learn/check/

◇アルコール依存症治療ナビ WHO(世界保健機関)スクリーニングシート1

http://alcoholic-navi.jp/checksheet/

依存度が高い場合、あなた一人で禁酒禁煙を成功させるのは難しいと思われます。

そんなときは、思い切って専門機関や自助グループに相談してみましょう。

例えば、禁酒をサポートする自助グループに、「AA(アルコホーリクス・アノニマス)」や「断酒会」というものがあり、禁煙をサポートするネット上の自助グループに、「インターネット禁煙マラソン」などがあります。

もし、専門の病院に行くのに抵抗があるなら、まずはこのようなコミュニティを覗いてみてはいかがでしょうか?

また、禁酒や禁煙方法は妊婦さんの性格などによって、

・一気にやめた方がうまくいくタイプ

・少しずつ減らす方がうまくいくタイプ

がありますので、自分にあった方法を見つけるためにも成功者や経験者の話を聞くことは有効だと思います。

他人に相談するのは少し勇気がいるかもしれないけれど、「自分だけ禁煙できない」と日々思い悩むより、1日でも早く解決方法を見つけ、楽しい妊娠生活が送る方がよほどいいはずです!

また、禁酒禁煙ができない妊婦さんの中には、

・家族に毎日飲酒する人がいる

・職場で飲み会が多い

・ヘビースモーカーがいる

・周囲に喫煙者が多い

など、禁酒禁煙が成功しにくい環境におられる方もいらっしゃるでしょう。

このような環境にある妊婦さんは、「なぜ私だけ我慢しなきゃならないの!」と禁酒禁煙が失敗に終わるリスクが高いと言えます。

禁酒禁煙できないのはあなた一人の責任ではないことを周囲にも理解してもらい、少なくとも家族には協力してもらうようにしましょう。

妊娠中の禁酒禁煙で注意して欲しいこと!

禁酒禁煙の際、お酒やたばこに代わる「何か」を取り入れる「代替法」も効果的ですが、お酒のかわりにノンアルコール飲料を飲んだり、たばこのかわりに電子タバコを吸うという方は注意が必要です。

なぜなら、ノンアルコール飲料というのはアルコール1%未満であれば「ノンアルコール」と表記できるため、実は「アルコールが含まれているものもある」からです。

また、ノンアルコール飲料には、風味や味をよくするために多量の添加物が使われているものがありますので、品質面から見ても妊娠中に多飲するのはよくないと思います。

(「妊婦はアルコール1%未満ならOK?アルコール入菓子や料理は?」に関連記事を書いています。)

また、最近流行りの電子タバコですが、電子タバコの中にはたばこと同じようにニコチンを含むものもあります。

電子タバコを試す場合は、妊娠中に利用できる商品かどうか、しっかり選ぶ必要があります。

まとめ

非妊娠時であれば、(適量を守れば)お酒もたばこもリラックス効果やストレス発散効果が得られるでしょう。

何より、生活の中のささやかな楽しみでもありますし、コミュニケーションツールとしても役立ちます。

しかし、妊娠中の体にとっては、その「楽しみ」は「大きなストレス」でしかありません。

妊娠中は、できる限り「無駄なストレス」を受けるべきではありませんので、トータルで考えても早い段階で禁酒禁煙を実行して欲しいと思います!

大阪府には、産婦人科と禁煙外来が提携している施設があるそうです。

つまり、「妊娠中に禁煙できずに悩んでいる女性がいかに多いか」ということがわかりますね。

また、妊娠中に限らず産後も共通して言えることですが、「悩みや不安を一人で抱え込まず、周囲に相談し話を聞いてもらう」というのはとても大切なことです。

ちょっとしたアドバイスやきっかけが、解決の糸口になることがあるからです。

禁酒禁煙できずに本気で悩んでいる方は、ぜひ勇気を出して、周囲に助けを求めて下さいね!

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加