妊娠中の塩分制限は必要なし?上手な塩分の取り方は?

一般的に「塩分の取り過ぎは体によくない」とされているのはご存じですよね?

特に妊娠中は、医師や家族に言われるがまま、減塩に励んでいる妊婦さんはたくさんいらっしゃるのではありませんか?

しかし、妊婦さんの中には「減塩生活に変えたところ、かえって体調が悪化した」という方もいらっしゃるのです!

実は、塩分というのは人体にとって大切なものであり、塩分を減らしすぎるのは逆に危険だという意見もあるのです。

いったい塩分は、妊婦さんにとってよくないものなのでしょうか?

今回は「妊婦さんと塩分の関係」や「上手な塩の選び方」「塩分を取り過ぎたときの対処法」についてご紹介して行きます。

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妊娠中の塩分取りすぎがダメな理由は?

「塩分」と聞くと、「健康に良くない」というイメージがありませんか?

実際に、健康を意識して減塩に励んでいる方はたくさんいらっしゃると思いますし、「減塩を売り文句」にした食品もたくさん売られています。

特に妊娠中は、強く減塩を勧められますが、その理由はなぜでしょうか?

塩分を取りすぎると、のどが渇いてたくさんの水分を取ってしまいますよね?

妊娠中はただでさえむくみやすいのですから、水分の過剰摂取によって、「体重増加」に直結してしまいます。

むくみが悪化すると足がパンパンになり痛みが生じてくることも!

また、過剰な塩分によって血圧が上がると「妊娠高血圧症候群」の引き金にもなります。

このように、妊娠中の過度な体重増加や不快なむくみを予防するだけでなく、お腹の赤ちゃんの健康を守るためにも、妊婦さんは強く減塩を勧められるのです。

体調不良を引き起こす塩は〇〇な塩!

妊娠中の塩分の取り過ぎは、妊婦さんの体に悪影響を及ぼすのは事実ですが、そもそも塩分は、本当に体にとってよくないものなのでしょうか?

悪者扱いされやすい「塩」ですが、実は、塩そのものが悪いのではなく、「加工された塩」の摂取が「健康によくない」のです!

海水から作られる塩というのは「塩化マグネシウム、塩化カリウム、硫酸カルシウム(これらはにがりとも呼ばれます)」などの成分や、海水に含まれている「カリウム、亜鉛、鉄、マンガン」などの天然の成分が含まれています。

そのため、本来の塩というのは、ミネラルを摂取できる栄養豊富な食品であり、悪いものではないはずなのです。

しかし現代では、加工された塩(加工塩)が多く出回っています。

この加工塩というのは、「塩化ナトリウムが99%以上、ミネラル分をほとんど含まない精製された塩」というものです。

栄養価の低い、精製された塩が出回ることで、私たちは塩化ナトリウムの摂取量が増え、ミネラルの摂取量が減ってしまったのです。

このような加工塩の摂取が増えたことで、塩分によるさまざまな体調不良が起こるようになったとされています。

つまり、世間一般的に言われている「減塩」というのは、この「加工塩を控えるように」という意味なのです。

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妊婦さんにとって減塩は危険?!

塩分の過剰摂取はよくありませんが、逆に塩分を控えすぎていると体調不良を起こすことがあります。

過度な減塩による症状には、

・貧血

・低血圧

・無気力

・冷え性

・免疫力低下

・めまい

・うつ病

・デトックスできない

などがあげられます。

どれもこれも妊娠中は避けたい症状ですし、場合によっては胎児の成長を妨げる原因にもなりかねないものばかりですよね?

これらの症状が思い当たる方は、塩分の量だけでなく、塩の「質」を見直してみましょう。

妊婦さんにお勧めの塩とは?

では、妊婦さんが安心して摂取できる塩とは、どのような塩なのでしょうか?

最近では、塩ブームもあって、様々な種類の塩が売られています。

数ある種類の塩の中から「良い塩」を選ぶには、塩の「原材料」と「製法」について確認してみることがポイントです。

妊婦さんにお勧めしたいのは、「天日・平釜法で作られた海水の塩」です。

「天日・平釜法」で作られた塩は、ミネラルのバランスがいいと言われています。

そして、海水から作られた塩というのは、ミネラルのバランスが人間の体のミネラルバランスに近いそうです。

このように、ミネラルバランスの良い塩はしょっぱいだけではなく「甘みや苦味、旨味」など複雑な味を楽しむことができます。

おいしい塩があれば、化学調味料などによる余計な味付けは必要ありません!

塩を選ぶ際は、ぜひ「製法」と「原材料」を確認してみて下さいね。

妊娠中のこんな塩!意外な落とし穴が?

塩選びの際は「製法と原材料」をチェックすること、そして「天日で製法された海塩」がお勧めであるとご紹介しました。

しかし、意外な落とし穴もありますので、次のことに注意しましょう。

<成分表示を確認しよう>

自然製法の「天日塩」であっても、塩化ナトリウムの配合率が高い天日塩もあります。

塩化ナトリウムの配合率が高い天日塩というのは、主に「海外産の塩」に多くみられます。

このような天日塩というのは、海外から輸入された天日塩をいったん溶かし、日本で海水を加え、再結晶して作られたものであり、塩化ナトリウムの含有率が多くなっています。

製法は「天日」という自然な製法であるものの、中身は「塩化ナトリウムばかりで、ミネラルがほとんどゼロ」という塩もありますので、注意が必要です。

「よくわからない(汗)」という場合は、パッケージの裏にある「成分」を確認し、「塩化ナトリウム以外の成分が多いもの」を選ぶようにしましょう。

<加工品は控えめに>

加工品や外食には「食塩(加工塩)」が多く含まれています。

インスタント食品だけでなく、パンやうどん、お菓子や缶詰、味噌や醤油や梅干しなどの日常的な食品にも「加工塩」が多く含まれていますので、知らぬ間に「塩化ナトリウムの取りすぎ」が起きていることが考えられます。

妊娠中の加工塩の摂取を防ぐためには、自然塩を使って自炊することですが、完全自炊は難しいという方は、自然食品店などで売られている「安全な塩で作られた加工品」などを取り入れてみて下さいね。

塩分取りすぎたかも!妊娠中の塩分を排出するには?

ご紹介してきたように「ミネラル分を含んだ良質な塩」であれば、過度な減塩をする必要はないと思います。

しかし、外食をしたり加工品を食べる日もあるでしょう。

もし、「塩分取りすぎかも」と感じるのであれば、むくみを気にして水分を控えるのではなく、塩分を排出するために水分を多めにとるようにしてください。

そして、塩分を排出する作用のある「カリウム」と、水分を排出する「利尿作用」のある食品を摂取しましょう。

カリウムは、野菜(トマト、ブロッコリー、かぼちゃ、ホウレンソウ、キャベツなど)や果物(バナナ、みかん、キウイ、グレープフルーツなど)に多く含まれます。

利尿作用がある食品は、きゅうり、あずき、スイカ、お茶などです。

野菜不足が気になる方は、野菜の栄養素が豊富に含まれた妊婦さん専用のサプリメントを活用するのもお勧めです。

取りすぎた塩分が排出されるのは、2~3日ほどかかりますので、その間は野菜や果物を積極的に摂取し、塩分の量を控えめにしましょう。

妊娠中の塩分控えめレシピやテクニックは?

「ミネラルの多い良い塩であれば、過剰な減塩をしなくてもいい」とは言え、むくみや体重増加で悩んでいる妊婦さんもいらっしゃると思います。

「良い塩を選ぶ」と共に、調理法や加工法により、素材の旨味を引き出すテクニックを使えば、塩に頼らなくても素材の旨味でおいしく味わうことができますよ。

妊娠中でも作れる簡単減塩レシピ&テクニックをご紹介します。

<野菜の皮で出汁をとる>

野菜の皮(捨ててしまう部分)で出汁を取ります。

この出汁で味噌汁や煮物、スープをつくると、野菜のうまみが引き出され、調味料を控えてもおいしくいただくことができます。

便秘予防やデトックス効果もアップするそうですし、何より経済的です!

<野菜を皮ごと調理する>

野菜の皮には栄養分がたっぷり含まれています。

そのため、皮をむかずに料理するのもおすすめです。

皮つきのまま野菜を切り、少量の塩で蒸し煮にする「重ね煮」は、野菜の甘みで砂糖なしでもおいしく食べることができます。

<発酵調味料を使う>

良い塩を使って作られた味噌、しょうゆ、塩麹などの「醗酵調味料」は旨味がたっぷりつまっています。

少量でもおいしく食べられる上、腸内環境を整えてくれる作用もありますの下痢や便秘で悩む妊婦さんにもお勧めです。

まとめ

「塩分控えめ」が当たり前の現代ですが、塩の選び方を間違えなければですが、そこまで「減塩!減塩!」と神経質になる必要はないような気がします。

外食や加工品があふれている世の中ですから、「天然の塩だけ」を摂取することは不可能ですが、自炊するときだけでも良い塩を使ってみて下さいね。

我が家は、バリ島の塩を使っていますが、とってもおいしいですよ!

バリ島で直接買ってくる塩なので、日本で再加工しているものではありません。

海水そのものでできた塩なので、本当にうまみがあって、ほかの塩と味の違いがわかるほどです。

おいしい塩を知ってから、私は減塩しなくなりました。

本物の塩なら、減塩しなくても、むくみませんし、血圧も高くならないからです。

みなさんも本物の塩を見つけて、上手な塩分摂取に取り組んでみて下さいね。

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