早産とはいつからのこと?生まれても大丈夫な週数は?

妊娠が発覚してから、赤ちゃんと出会える日を心待ちにしているみなさん!

「早く赤ちゃんに会いたい!」という気持ちでいっぱいですよね?

しかし、赤ちゃんが外の世界で生きていくためには、お腹の中で十分に準備をして来なければなりません。

早く、急いで、生まれてくるのは、よくないことなのです。

そして「赤ちゃんの準備が整うまでは、お腹の中でしっかり育ててあげたい!」とすべてのママが願っているにも関わらず、赤ちゃんの中にはまだ十分な準備が整う前に、ちょっと早くに生まれてくる子がいます。

そんな赤ちゃんは、なぜ早過ぎる時期に生まれて来てしまうのでしょうか?

今回は「早産の定義」や「早産にまつわる様々なリスク」についてご紹介していきます。

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早産とはいつからのこと?

妊娠がわかったとき、一番気になるのは「出産予定日」ではありませんか?

「赤ちゃんに、いつ会えるのだろう?」「赤ちゃんとの生活は、いつから始まるのだろう?」とわくわくしますよね?

出産予定日というのは「妊娠40週0日目」を指しますが、赤ちゃんの発育上問題のないお産の時期を「正期産」といい、妊娠37週~妊娠41週の出産が当てはまります。

妊娠37週を迎えるころには、赤ちゃんの身体機能や臓器は十分に発達しており、外の世界で育っていくことができるため、出産予定日より前に生まれても早産とは言いません。

早産とは、正期産より前の「妊娠22週~36週の間」に出産を迎えることを言います。

ちなみに、妊娠22週目より前に出産を迎えることを「流産」と言います。

早産の原因は?

なぜ赤ちゃんは、十分に発達する前に生まれてきてしまうのでしょうか?

早産の原因には、「母体側の原因」と「胎児側の原因」の両方が考えられますのでそれぞれご紹介します。

<母体側の原因>

子宮の異常

子宮筋腫、子宮体異常、子宮の奇形、子宮頚管無力症など、子宮の異常がある場合、早産につながることがあります。

感染症

妊娠中は免疫力が低下するので、感染症にかかりやすい状態です。

もし、細菌性膣炎、子宮頚管炎、クラミジアなどの感染症にかかった場合、子宮口が広がりやすくなり早産につながることがあります。

さらに、免疫力の低下によって、人体にもともと住み着いている常在菌の数が増殖してしまった場合、卵膜に炎症が起こる「絨毛膜羊膜炎」にかかると、子宮の収縮が激しくなってそのまま陣痛が起こり、早産になることがあります。

歯周病

歯周病も感染症の一つでもありますが、歯周病にかかると体内に炎症物質が増えます。

この炎症物質は、子宮収縮を促す作用があり、陣痛と同じ現象が起こります。

妊娠中はつわりや食の好みの変化によって口内環境が悪くなりがちですが、歯周病菌が早産を引き起こすことを忘れないようにしましょう。

(「妊娠中の歯肉炎の治し方!原因と予防法は?」に関連記事を書いています。)

生活習慣

喫煙やストレス、冷えなど、血流を悪くする生活を続けていると、赤ちゃんへ酸素や影響が行き渡らなくなり、早産につながることがあります。

また、動きすぎたり、重たいものを持つなどお腹に力がかかるような生活をしていると、お腹が張りやすくなり、早産のリスクが高まります。

<胎児側の原因>

羊水過多、羊水過少

赤ちゃんの尿量や赤ちゃんの奇形などによって、羊水の量が多すぎたり少なすぎたりするケースがあります。

羊水の量に異常があると、早産につながります。

多胎妊娠

双子などの多胎妊娠も早産になりやすいそうです。

早産にした方がいいケースは?

できるだけ早産は防ぎたいものですが、赤ちゃんや母体へのリスクが高いと判断された場合は、あえて早産にする場合もあります。

人工的に早産にするのは、次のようなケースです。

・妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群になると、体内の血流が悪くなり、胎児へ酸素や栄養が行き届かなくなります。

赤ちゃんに危険が及ぶ可能性があるときは、人工的に出産することもあります。

(「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)とは?目のチカチカはしかんの前兆?」に関連記事を書いています。)

・妊娠糖尿病

妊娠糖尿病になり、血糖値が高くなると、胎児の成長に悪影響を及ぼします。

妊娠糖尿病の原因は「妊娠そのもの」なので、母子ともにリスクが高い場合は、早い段階で妊娠を終える必要があるため、予定日を待たずに赤ちゃんを取り出します。

(「妊娠糖尿病と診断される血糖値の数値とは?」に関連記事を書いています。)

・前置胎盤

前置胎盤とは、子宮口の付近に胎盤がある状態を言います。

前置胎盤の場合、出産時に大量出血を起こす可能性があるため、赤ちゃんが小さい時期に帝王切開で出産することがあります。

・胎児機能不全

お腹の中で、急に赤ちゃんの元気がなくなることがあります。

子宮内で赤ちゃんを育てることが難しいと判断された場合は、赤ちゃんを助けるために、人工的に早産させることもあります。

早産で生まれた赤ちゃん!いつからなら大丈夫?

早産で生まれてきた赤ちゃんは、身体や臓器、知能がまだ未発達であるため、その後の健康上のリスクが高くなる可能性があります。

例えば、「まだ自分の力で呼吸ができない」「母乳を飲むことができない」だけでなく、血糖を保つことができずに「低血糖を起こす」危険や、内臓機能が未発達のため「黄疸が強く出る」などのリスクがあります。

残念ながら、生まれる時期が早ければ早いほど、障害が残ったり生存率が下がってしまうのです。

出生週数別に見た生存率はこちらです。

<出生週数による生存率>

・22週  30%

・23週  50%

・24週  80%

・25週  85%

・26週  90%

・27週  90%以上

・28週  95%以上

妊娠週数が上がるほど赤ちゃんの生存率も上がりますが、出生時の体重によっても生存率は異なります。

赤ちゃんの出生体重別の生存率はこちらです。

<出生体重別の生存率>

・500g以下     50%

・500~700g   70%

・750~1000g  90%

・1000g以上    95%

このように、早産の赤ちゃんの生存率は「妊娠週数」と「出生体重」によって左右されます。

たとえ早産でも、赤ちゃんの肺の機能が発達してくる「34週目以降」であれば、命の危険については大丈夫だと考えられますが、「28週目よりも前」に出産した場合は、赤ちゃんの身体的機能が未発達なため、出産後は赤ちゃんを新生児集中治療室(保育器)に入れてその後の成長を見守る必要があります。

早産になる確率は?初産や年齢で異なる?

赤ちゃんの生存率を左右する早産ですが、早産は妊婦さん全体の5%の方に起こるそうです。

特に、18歳未満の若年層や40歳以降の高齢妊娠の方に多くみられます。

年齢と早産の関係はないそうですが、若年層の場合、妊娠中の喫煙や飲酒、子宮の未発達などが早産の要因となりやすく、高齢妊娠の場合は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病にかかりやすいことから、ほかの年代と比べると、若年層と高齢妊娠の年代では早産の率が上がると考えられます。

また、多胎妊娠や、前回の妊娠でも早産だった方は、早産になりやすいそうです。

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早産の兆候は?

早産は年齢問わず、どの妊婦さんにも起こりうることですが、早産の兆候をいち早く見つけることが、早産を防ぐことになります。

早産の兆候は、

・おなかがよく張る

・おなかが痛くなる

・出血する

・破水

があげられます。

妊娠中、お腹が張ったり腹痛を起こすことは珍しくないのですが、お腹の張りが治まらないときや、お腹の張りと同時に強い痛みが襲ってくるときは陣痛の可能性もありますので、すぐ病院へ行くようにしてください。

早産を防ぐには?

早産の原因は、母体側と胎児側にあるのは上で述べた通りです。

原因によっては、早産を防ぐことができないものもあります。

では、自分でできる早産対策には、どのようなものがあるのでしょうか?

もし、早産になりやすい(切迫早産)と診断された場合は、次のことに気を付けるようにしましょう。

・安静にする

重いものを持ったり動き回ったりすると、お腹が張りやすくなり、早産につながります。

長時間立ちっぱなしでうたり、長時間のドライブもよくありません。

できるだけ、横になるようにしましょう。

・血流をよくする

体が冷えると血流が悪くなり、赤ちゃんへ酸素や栄養が届きにくくなります。

赤ちゃんの状態が悪くなると、お腹の中で育てられなくなるリスクが高まりますので、体が冷えないようにしてください。

ストレスも血行不良の原因になりますので、ストレスを溜めないようにしたいものですね。

・バランスのいい食生活

妊娠中の体重が増えすぎると妊娠高血圧症候群のリスクが高まり、結果的に早産につながります。

妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を防ぐために、塩分や糖分を控え、バランスのいい食生活を送るようにしましょう。

・トコちゃんベルトを着用する

腰痛や骨盤周りの痛みを予防する「トコちゃんベルト」には、早産を予防する効果も期待できると言われています。

トコちゃんベルトで骨盤の下を閉めることで、赤ちゃんが下がり過ぎるのを防いでくれるそうです。

トコちゃんベルトは、誤った使い方をしているとお腹が張り逆効果になりますで、正しく装着してくださいね。

まとめ

「早産」と一言で言っても、赤ちゃんの健康状態を左右するのは、妊娠週数と出生体重にかかっていると言えます。

赤ちゃんの内臓や器官は、週数によって出来上がる場所が異なるそうです。

どんなに体重が増えて来たとしても、赤ちゃんの身体は順を追って作られていくということです。

そう考えると「体重が○g超えたから安心」とは言い切れず、できるだけ長くお腹の中で育ててあげたいものですね。

早産を予防するのは不可能なケースもありますが、母としてできる限りのことはするべきですよね?

特に、「少しくらいなら・・・」と煙草を吸うのはよくありません!

お腹の中の居心地が悪くなってしまいますよ!

私も切迫早産を経験しており、出産まで毎日トコちゃんベルトを着用していました。

トコちゃんベルトは、子宮の下がりだけでなく、内臓下垂にもいいそうです。

産後の開いた骨盤を締めるときにも使えますので、あると便利なアイテムだと思います。

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