妊娠中にうなぎを食べてはいけないの?

暑い季節になると食べたくなるのが「うなぎ」ですよね?

うなぎの焼ける匂いや甘辛いタレの匂いに、食欲をそそられるのではないでしょうか。

「うなぎは夏バテによい」と言われているくらい、栄養がたっぷり含まれているので、妊婦さんの栄養補給にもってこいなイメージがありますが…。

実は「妊娠中はうなぎの食べ過ぎはよくない」と言われているのです!

今回は「なぜ妊娠中は、うなぎを控えないといけないのか」について、ご紹介します。

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妊娠中うなぎを食べたらいけないのはなぜ?

うなぎ、美味しいですよね?

しかし「妊娠中にうなぎを食べるのはよくない」と言われてしまうと、美味しく食べることができなくなってしまいます。

では、どうして妊婦にとって、うなぎがよくないのでしょうか?

その理由は、うなぎに含まれる「ビタミンA」にあります。

うなぎには、ビタミンAが豊富に含まれています。

ビタミンAには2種類あり、うなぎに含まれるビタミンAは「レチノール」と言われるものです。

レチノールは脂溶性ビタミンと言われ、摂り過ぎると体内に溜まってしまい、赤ちゃんに奇形などの影響を及ぼす可能性があると言われています。

また、そのような報告があるのも事実です。

そのため、妊娠中は、うなぎを食べる量を制限することが好ましく「妊娠中にうなぎは(正しくは、うなぎの食べ過ぎは)よくない」と言われるのです。

一方、植物性由来のビタミンAである「ベータカロチン」の場合は、摂り過ぎても、何の問題もありません。

ビタミンAは、免疫力を上げ、肌をきれいにする栄養素なので、野菜や果物から、積極的に摂るようにしましょう。

また、妊娠中にうなぎを控えたい理由は「ビタミンA」だけではありません。

太平洋沿岸で捕れたうなぎから「放射性物質」が検出されています。

この点から見ても、うなぎを食べる時は「食べる量」と「産地」に注意することをお勧めします。

妊娠中に食べていいうなぎの量は?

ビタミンAの過剰摂取を防ぐためには、一日にどれくらいの量のうなぎなら、食べてもいいのでしょうか?

厚生労働省によると、妊娠中に摂取していいビタミンAの量は「2000IU/日」と言われています。

うなぎのかば焼き100gには、ビタミンAが「1500IU」程度含まれますので「一日一人前(一切れ)」くらいなら問題ありません。

うなぎを「毎日食べ続ける」とか「何人前も食べる」とか「うなぎもレバーも同時に食べる」などしなければ、大丈夫です。

ビタミンA(レチノール)の過剰摂取に気を付けなければいけないのは、妊娠3か月くらいまでです。

ちょうど、つわりの時期と重なり「気持ちが悪くて、うなぎどころではない!」という方も多いのではないでしょうか?

つわりのおかげで「ビタミンAの過剰摂取を免れている」と考えてみれば、妊婦さんにとってつわりは「ありがたい」ものなのかもしれませんね。

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妊娠中のビタミンAの過剰摂取に繋がる行為とは?

通常の食事をしている場合、ビタミンAを取り過ぎることも、不足することもないそうです。

では、ビタミンAの「過剰摂取」に繋がるのは、どんなケースなのでしょうか?

それは、ビタミンAを含むサプリメントを飲んでいる場合です。

もし、ビタミンAが含まれたサプリメントを飲んでいる場合は、どれくらいの量が含まれていのか、成分量を確認してみて下さい。

ビタミンAの含有量が多いサプリメントであれば「うなぎやレバーを食べた日は飲まないようにする」など工夫して下さい。

妊娠中にサプリメントを飲むのであれば、毎日飲んでもビタミンAの過剰摂取にならないサプリメントをお勧めします。

妊娠中にビタミンAが不足すると?

妊娠中のビタミンA(レチノール)の過剰摂取がよくないのは、ご紹介した通りです。

では、ビタミンAが不足した場合、どんなデメリットがあるのでしょうか?

×赤ちゃんへのデメリット

ビタミンAは、赤ちゃんの成長や臓器の分化に必要な栄養素なので、不足すると赤ちゃんの発育が悪くなる可能性があります。

×母体へのデメリット

ビタミンAが不足すると、免疫力が落ち、病気にかかりやすくなります。

皮膚や粘膜のうるおいがなくなるので、肌が乾燥したり、ドライアイになる可能性もあります。

また、視力が低下したり、暗いところで物が見えにくくなるそうです。

ビタミンAは、母体にも赤ちゃんにも必要な栄養素です。

ほうれん草やにんじんなどの緑黄色野菜から、たっぷり摂るようにしましょう。

過剰摂取を気にして「野菜を食べない」なんてことはしないで下さいね!

うなぎの栄養は妊婦にお勧め!?

うなぎにはビタミンA(レチノール)が多く含まれますが、それ以外にも多くの栄養素が含まれます。

少量でも豊富な栄養素が摂れるので、食欲のないときは、むしろお勧めです。

★不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸とは、いわゆる「血液をサラサラにする脂」です。

悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。

★DHA

DHA(ドコサヘキサエン酸)は記憶力をアップしたり、視力を回復させる働きがあります。

産後は視力が落ちやすいので、今から視力を回復しておきましょう!

★コラーゲン

うなぎの皮には、コラーゲンが豊富です。

コラーゲンは美肌に欠かせませんから、うなぎを食べるなら、皮も一緒に食べましょう!

×ビタミンCが「ゼロ」

うなぎにはビタミンCが含まれていません。

ビタミンCは、風邪予防にも、美肌にも必要な栄養素です。

うなぎを食べる時は、サラダや野菜スープ、果物など、ビタミンCが摂れる食品を一緒に食べるようにして下さいね。

まとめ

肉も魚も野菜も、まんべんなく食べていれば、ビタミンAが不足することも、摂りすぎることもないそうです。

「うなぎを食べるのはちょっと気が引ける」というのであれば、少しのうなぎで満足できるように「うな重」ではなく「ひつまぶし」や「混ぜご飯」「うなぎを入れたちらし寿司」にしてみてはいかがですか?

うなぎを乗せるだけで、いつものちらし寿司がとても豪華になりますよ!

スーパーで出回っているうなぎは、ほとんどが「養殖」や「中国産」だと思います。

養殖の場合、エサにホルモン剤や抗生物質が使われている可能性もあり、うなぎに有害物質が含まれている可能性も否定できません。

(「妊娠中に食べてはいけない魚は?」に関連記事を書いています。)

また、中国産のうなぎも、品質に問題がないとは言い切れません。

そして、国産のうなぎの場合は、放射性物質が気になります。

「おいしく」「安全に」「安心して」「庶民価格で」食べることができるうなぎは、いったいどこで手に入るのでしょうか?

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