不妊治療とは何をする?痛い治療もあるの?

最近よく聞かれるようになった「不妊」という言葉。

「不妊」の定義は、「避妊なしの性行為を続けているにも関わらず、1年経過しても妊娠に至らない場合」を言います。

不妊の原因は様々ですが、その背景には晩婚化が進み高齢出産が増えたことなども関係していますよね。

そして、不妊というと女性のイメージが強いですが、実は男性側に原因がある場合も多いのだそうです。

もしもあなたが「不妊症である」と言われたら…。

おそらく「不妊治療」を考えることでしょう。

では、あなたは不妊治療と聞くと、どのような検査をイメージしますか?

何となく、「痛い」「こわい」「大変」「お金がかかる」といったことを想像するのではないでしょうか?

しかしこれはイメージであって、実際にどんな検査を行うのかについて詳しく知らない人がほとんどだと思います。

今回は「不妊治療の内容や治療費」について詳しく見ていきます。

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不妊治療とは?具体的に何をするの?

不妊治療と聞くと、「痛い」「お金がかかる」といったイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?

しかし、安心してください。

不妊治療というのは、最初から本格的な治療が行われるわけではありません。

不妊治療というのはいろいろな方法があり、検査や治療を進めながらそれぞれのカップルにあっている方法を試していくというのが一般的です。

ですから、いきなり「体外受精を行う!」というような、大々的な治療が行われるわけではないのです。

では具体的にどんな治療を行うのか、代表的な不妊治療についてご紹介して行きます。

◆タイミング法

まず、不妊治療の第一歩として多くのカップルに勧められる方法が「タイミング法」です。

タイミング法とは、超音波検査やおりものの状態などを見て子宮の様子を確認しながら排卵日を予測し、排卵日に合わせて性行為を行う方法です。

つまり、妊娠しやすい高確率の日を狙って妊活するということです。

排卵日を知るには、基礎体温を測ったり排卵検査薬などを利用してもよいですが、確実に知りたいのであればやはり病院で確認してもらった方がよいでしょう。

また病院で診てもらうと、子宮の状態などもチェックしてもらえるので安心です。

ただし、タイミング法はあくまでも「排卵日を推測するだけ」であり、男性の精子に問題がないことや卵管が通っていることが前提となっていますので、排卵は行われているもののその他に妊娠しづらい要因を持っている場合、なかなか妊娠に至らないケースも多くあります。

◆人工授精

次に代表的な治療は「人工授精」です。

人工授精は、男性側に元気な精子の数が少ない場合に試される方法です。

人工授精の方法は、まず「男性の精子を採取した後、感染症の予防などを行いながら運動性の高い精子群を選別し、元気な精子を子宮に注入して人工的に受精させる」というやり方です。

人工授精のメリットは、

・女性の子宮頸管を通らずに直接子宮に元気な精子が送れること

・女性の身体への負担が少ない

・受精や着床は自然妊娠と変わらない

と言った点にあると言えるでしょう。

◆体外受精

次に有名なのは「体外受精」です。

体外受精は、「女性の卵管が両方とも詰まっている」「男性側に不妊の原因がある」「重度の子宮内膜症である」といった場合に用いられます。

体外受精というのは、まずはじめに排卵直前の成熟した卵子と精子を採取し、同じ容器に入れます。

そして自然に受精するのを待ち、受精した後に受精卵を子宮に戻すという方法になります。

体外受精は、身体的負担も大きく、費用もかなり高額になることが多いようです。

◆顕微受精

さらに、体外受精でも妊娠に至らない場合に「顕微受精」というものがあります。

これは、「精子の数が極端に少ない場合」の治療方法で、顕微鏡を使いながら一個の精子を卵子の中に入れ込み受精させる治療法です。

このほか、男性が無精子症の場合には、精巣から精子を取り出す手術を行うこともあります。

ここで上げたのは代表的な不妊治療ですが、実際にはもっと細かい治療がたくさんありますので、それぞれのカップルにあった方法を探す必要があります。

また、「不妊治療を受けたからと言って、必ずしも妊娠に至るわけではない」という点が、不妊治療の難しいところだと言えますね。

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女性の不妊治療は痛いって本当?血液検査の内容は?

不妊治療は辛いとよく言われますが、具体的にどんな辛さがあるのか知っていますか?

「お金がかかる辛さ」や、「いつまで続ければよいのか先が見えない不安」はもちろんのこと、「肉体的負担」もかなり大きいと言われています。

そんな肉体的に苦痛となる検査の一つに、子宮の中から造影剤を入れる「卵管造影」という検査があります。

この検査は、卵管の状態を見るための大切なものですが、人によっては「薬が卵管を通る際に激痛が走る」ことがあるようです。

実は私も、二人目不妊だったのでこの検査を受けたのですが、確かに痛くて悲鳴を上げるほどでした。。。

このほか、卵を採取する際は「子宮に針を刺す痛み」や、毎回行う「採血の注射の痛み」、ホルモン剤の補充に行う「筋肉注射の痛み」などもあります。

私もホルモン剤の筋肉注射を受けていましたが、注射の後は腕が痛くてしばらく動かせないことがよくありました。

このほか、注射のやり過ぎで腕が腫れてしまったり内出血を起こす人もいるようです。

治療や検査に伴うこのような痛みは避けられないものですから、痛みに耐えられず不妊治療を途中で断念してしまう人も少なくありません。

ただ最初に説明したように、治療を始めてすぐに大きな治療を行うことはないはずですから、もしも「不妊かも」と思ったら自分の身体を知る意味でも怖がらずに産婦人科を受診してみて下さい。

最終的にどんな治療を受けるかは、医師の説明をよく聞き自分たちで決めていけばよいのです。

不妊治療費助成制度とは?

不妊治療は、金銭的負担も大きいと言われています。

治療内容にもよりますが、1回あたり数千円で済む治療もあれば、数十万単位のお金がかかる治療もあります。

ですから、経済的に余裕のないカップルであればなかなか治療に踏み切ることができないでしょう。

しかし、「金銭的にムリ」といって、諦めるのは早いですよ。

不妊治療を希望する人たちの金銭的負担を少しでも軽減するために、国が主導で行っている制度に「不妊治療費助成制度」というものがあります。

「不妊治療費助成制度」を受け取るにはいくつか条件が必要ですが、該当すれば費用を援助してもらうことができます。

「不妊治療費助成制度」の条件というのは、例えば「受け取る夫婦の年収」や「女性の年齢」、「検査の内容(体外受精や顕微受精に限るなど)」があります。

そして、支給される金額は、国からの支給と都道府県からの支給の合算になりますので、地域によって若干差があります。

また、治療費を受け取れるのは治療後すぐではなく、申請後の審議を経た後になりますから、まずは自分達でお金を用意しておかねばならないといった注意点があります。

「不妊治療費助成制度」は、必ずしもすべての人が受け取れるわけではありませんが、まずは自分達がこの条件に当てはまるか確認し、該当するのであればこのような制度をしっかり活用するといいですね。

不妊治療費助成制度について具体的なことを知るには、地域の自治体に聞くのが一番ですので、気になる方は一度問い合わせてみて下さい。

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おわりに

私も二人目不妊だったので、不妊治療を受けました。

最初はタイミング法を試し、卵管造影検査も行いました。

そしてタイミング法に合わせてホルモン注射も受けました。

このほかにも、いろいろな検査もしましたから、痛い思いや恥ずかしい思いもたくさんしましたよ。

私の場合は、こんなにたくさんの検査をしても何も異常が見つからず、不妊の原因はわからないままでしたので、しだいに私は不妊治療に意義を見出せなくなり、数か月でやめてしまいました。

しかしその後しばらくして、自然妊娠することができました。

明らかな不妊の原因があれば別ですが、自分の経験からすると、不妊治療を受ければ授かるわけでもなく、どれほど妊娠の確立が上がるかもわかりません。

治療をやめた途端に妊娠する人もたくさんいますから、「不妊治療を受けるべきか」「いつまで続けるべきか」というのは本当に悩ましい問題だと思います。

もしもあなたが「なかなか妊娠しないなあ」と感じたら、不妊治療を受けると身構えるのではなく、まずは自分の身体の状態を知る目的で産婦人科を訪れてみてはいかがでしょうか?

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