妊娠中の下腹部痛と腰痛!右だけ痛むのは水腎症?

妊娠中は、腰痛や恥骨痛、お尻の痛みなどを感じることがあります。

これは、出産に向けて骨盤が開くことによって痛みを生じたり、骨盤周辺の筋肉や靱帯が引っ張られることで痛くなったり、大きくなるお腹によって骨盤に負担がかかることで痛みを生じているのです。

しかし、あなたの腰や骨盤の痛みが「右側だけ」であるならば、少し注意が必要です。

姿勢の悪さやクセ、骨盤の歪みによって「右側だけに負担がかかっているだけ」なら心配いりませんが、右側の背中や下腹部の痛みは「腎臓の痛み」かもしれないのです。

妊娠中に起こりやすい腎臓の病気に「水腎症」があります。

今回は「妊娠中に起きる水腎症の症状や原因、治療法」についてご紹介します。

スポンサーリンク

妊娠中に「右側だけ」痛むのは水腎症かも?その症状は?

妊娠中、お腹や背中が痛くなることがあるかもしれませんが、「右側だけ痛む」ことはありませんか?

妊娠中の腰痛や骨盤痛の原因は、大きくなるお腹によって、腰や骨盤に負担がかかることが原因ですが、「右側の腰痛」の場合、腎臓系の病気の可能性があります。

例えば

○右側のお尻のあたりが痛く、最近は歩くのも困難になってきた

○腰痛がひどく、右側ばかり痛む

○右側のお腹やわき腹が痛く、どの体勢でも痛みが治まらない

このように、「右側だけが痛む」という症状があれば「水腎症」の可能性があります。

水腎症は、お腹が大きくなる妊娠中期から妊娠後期にかけて発症することが多く、ほとんどが「右側の腎臓」に起こるそうです。

「いつもと違う腰の痛み」や「何をやっても軽減されない腰痛」の場合は、病院へ行くようにして下さい。

水腎症かどうかは、エコー検査で、すぐにわかります。

妊娠中に右側だけ痛む水腎症の原因は?

水腎症とは、腎臓の出口に尿が溜まって、腎臓が腫れてしまう病気です。

腎臓が腫れることで、背中やわき腹が痛くなるのです。

では、どうして妊娠中、水腎症になってしまうのでしょうか?

水腎症の原因は、「妊娠中に大きくなってきた子宮が、尿管を圧迫してしまうから」です。

尿管が塞がれてしまうため、腎臓から膀胱へ尿が流れて行かなくなるため、腎臓に尿が溜まり、腎臓が腫れあがってしまうのです。

さらに、妊娠中は、ホルモンの働きによって筋肉が緩むために、尿管の筋肉の動きも鈍くなっており、水腎症になりやすくなっています。

スポンサーリンク

妊娠中の水腎症の治療法は?

水腎症の原因は「大きくなったお腹による、尿路の圧迫」です。

つまり、出産する以外、根本的な解決法はありません。

妊娠32週を過ぎると、子宮の位置が下がってくるので、それに伴って尿管の圧迫がなくなり、水腎症が自然に解消されることも珍しくありません。

一般的には、出産すれば、水腎症は解消されますので、特に治療はせず、経過観察になることが多いようです。

水腎症による痛みの緩和には、まず安静にすることです。

尿管に尿が溜まっていると、細菌感染(尿路感染)するリスクが上がり、尿路感染を起こした場合は高熱が出たり、腹痛を伴うことがあります。

水腎症が悪化した場合は、尿を排出するために、尿管に管を入れる手術を行う場合もあります。

妊娠中の水腎症を完全に予防することは出来ませんが、水分をしっかり取る、こまめにトイレに行く、体を冷やさない、疲れすぎないように注意しましょう。

まとめ

「妊婦に腰痛はつきもの」と思っていたら「水腎症だった!」なんてことが、実際にあるようです。

水腎症の場合、痛みがひどく、急に激痛が来ることもあり、普通の腰痛や筋肉の痛みとは異なるようです。

また、血尿が出ることもあるそうなので、「なんかおかしい」と感じたら、迷わず病院へ行くようにして下さい。

とは言え、特に「治療法がない」のが、妊娠中に起きるトラブルの困ったところですよね。

出産するまで痛みに耐えなければならないのは辛いものです。

そう考えると、「妊娠」ってものすごく大変なことで「母体にどれだけの負担がかかっているのか」が改めてわかると思います。

妊娠は病気ではないものの、「命がけ」だと思い知らされますね!

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加